落ちる実と落ちない実2016/02/08 21:28

落ちる実と落ちない実
枝からつり下がった小鈴が、寒風に吹かれて、チリンチリン・・
そんな情景をイメージしたくなるのが、このプラタナスの実。
こんな遅い時期迄実を付け続ける木は少ないだけに、現状かなり目立っています。
しかし、これらの実も、やがて地上に落下してバラバラに砕けてしまう運命。
そうなると更に寂しくなるだろうなぁ・・冬木立。
クヌギエダイガフシ
クヌギの枝に実ったこの実は、いつまでたっても落下しません。
それもその筈、これは木の実ではなくて、昆虫が木に産卵して作らせた虫こぶです。
名前はクヌギエダイガフシ。犯行に及んだのはクヌギエダイガタマバチと言う蜂。
細かい毛に覆われたこの塊の中には、やがて誕生する新しい生命が眠っています。
それらが誕生するのは5月下旬頃とか。
クヌギにとっては鬱陶しくて堪らない日々が、まだまだ長く続きます。

※本日撮影の画像ではありません(2/7に都内で撮影)