やはりこの組み合わせ2016/04/06 21:17

やはりこの組み合わせ
やはりこの組み合わせが見たかった。
満開のサクラには不似合いな空が続いていましたが、ようやく今日回復しました。
花びらがハラハラと散るシーンも目にする中、ぎりぎりセーフって言う感じ。
輝く草の緑
サクラの花が連れて来た春本番は、樹下の草地にも・・
勢いを増す草の緑が陽射しを浴びて輝いていました。
これだけ活き活きしていれば、当然の事ながらと言う事で、目を凝らして見たら・・
ベニヘリテントウ
繁茂する草そして明るい陽射し大歓迎の昆虫達の動きが活発でした。
こんな風変わりなテントウムシにも出会えました。
黒と赤のシンプルな体色。細かい毛が密集したつや消しボディの質感も個性的です。
その名はベニヘリテントウ。
オオワラジカイガラムシに的を絞った捕食行動をするそうです。
超小形だけど、植物の天敵を退治してくれる頼もしい奴。
この他にも、様々な種が、草木の成長に合わせて続々と登場している筈です。

※4/6に都内で撮影

散り急がせる2016/04/07 20:16

散り急がせる
満開の花を散り急がせる雨と風。
花見客もいない公園には、雪と見間違う花びらの絨毯が敷き詰められていました。
花びらの絨毯が・・
満開になった後、まずまずの青空に恵まれたのはたった1日だけ。
思い通りにいかないのが、自然の動向とは言え、いかにも惜しい展開でした。
しかし、サクラの花が告げるのは、後戻りしない本当の春の訪れです。
この後に繰り広げられる鮮やかな新緑の風景に期待を寄せたいところ・・

※4/7に都内で撮影

黄色く熟れるのは?・・2016/04/08 22:35

黄色く熟れるのは?・・
枯れ草を覆す様に繁り始めた若い草。そんな葉の上で良く目にするのがこれ。
葉っぱとはやや色違いの小さな物体がポチッと・・
とにかく小さいので、ぐぐーっと接近してみないと実態がよく判らない。
でもそれが至難の技。ぴーんと飛び跳ねて速攻で逃げるんですね、これが・・
ツマグロオオヨコバイの幼虫
息を潜めてそーっと接近・・あとはマクロレンズの力を借りてやっと一枚ゲット!。
今の時期になると頻繁に目にするヨコバイの仲間の幼虫でした。
体の特徴から、成虫で越冬するツマグロオオヨコバイの幼虫と判断しました。
透き通る様な緑色の体色、凄いジャンプ力を象徴する感じの踏ん張った後ろ足。
何となくアマガエルっぽい雰囲気も・・
ツマグロオオヨコバイの抜け殻
周囲の草の葉では、こんな抜け殻も多く目にしました。
草の繁茂が始まった今、各種ヨコバイの新生命も続々と誕生している様です。
それらは皆揃って超小粒。草むらを活気づけるには、ちょっと迫力不足かな・・
ツマグロオオヨコバイ
参考に2015年3月15日の当ブログに載せた成虫画像を引用掲載します。
虫好きの子供たちから ”バナナムシ” と呼ばれて親しまれている昆虫です。
さて、淡い緑のベビーバナナが黄色く熟れるのはいつ頃でしょうか・・

※4/8に都内で撮影(参考画像は2015/3/15に撮影)

一気にデビュー2016/04/09 21:12

一気にデビュー
すっきりしない天候続きでしたが、ようやく安定した春の陽射しに恵まれました。
草むらを活気づける主役たちも、今日の様な日を待ち望んでいたみたい。
一気にデビューって言う感じの賑わいを見せていました。
草から草へ、静かに移動を繰り返していたのは、アジアイトトンボ(オス)。
今季誕生したトンボとのはじめての出会いとなりました。
イモムシいないかなぁ・・
アジアイトトンボは、適当な食料(小昆虫)を求めて草から草へ・・
一方このキボシアシナガバチが探しているのは、もっと具体的です。
ターゲットはずばりイモムシ。
捕らえたそれをダンゴ状に丸めて巣に持ち帰り、餌として幼虫に分け与える算段。
これはカラスノエンドウに止まって、”イモムシいないかぁ”ってやってる一コマ。
天気のいい日は各種イモムシも誕生ラッシュ?・・まさにかきいれどきの様です。
アカガネサルハムシ
ギシギシの葉で目にしたのは、草むらの宝石と呼びたくなる様な甲虫でした。
その名はアカガネサルハムシ。ノブドウの葉等を食害します。
小粒だけど虹色の光沢の美しさでは、あのタマムシに全然負けていない感じ。
物静かなイトトンボ、怖いアシナガバチ、綺麗なハムシ・・
異なるキャラクターを持つ昆虫との初遭遇が叶った嬉しい一日でした。

※4/9に都内で撮影

若草萌える場所で2016/04/10 19:52

若草萌える場所で
いよいよ新緑の美しさを楽しむ時期に入りました。
旺盛に繁った若葉のボリューム感で迫って来たのは、クスノキの大木。
その木の下にひろがる草地の緑も活き活き。
大きな木が地中から吸い上げる豊富な水のご相伴に預かっている様です。
アジアイトトンボのメス
そんな活気溢れる草地には、この春誕生したばかりの昆虫達が多く集まるのが道理。
今日もデビューしたての新顔との初遭遇がいくつか叶いました。
ヒラヒラとまだ頼りない飛び方をしていたアジアイトトンボのメスもその一つ。
昨日オスに出会った場所近くでの目撃です。繁殖行動の開始も間近な筈。
トンボ界のトップを切って動き出したのは、今年もやはりこのトンボでした。
ヒメギス
若緑の草地に馴染む擬態色と言えば当然の事ながら緑色です。
しかしこのヒメギス幼虫は、それとは大違いの黒色系。
姿は同種のキリギリスやヤブキリに激似ですが、色が違う為親戚筋じゃないみたい。
緑色の環境内では目立つけど、超敏感な気質だからへっちゃらさって言う事かも。
カメラの接近を中々許してくれません。これは騙し騙し、やっとゲットした一枚。
トゲヒシバッタ
鉄さび色のトゲヒシバッタも、周囲の緑色に対して違和感ありあり。
こちらは、水際の泥池を生息場所にしているのでこれが擬態色となっている様です。
今日は草地に餌探しにやって来て、たまたま私に見つかってしまったみたい。
気づかぬふりをすれば良かったかもですが、こちらも初遭遇なので一枚。
かなり目立ってるよぉ・・

※4/10に都内で撮影