薄絹の衣装をまとった2016/07/18 21:04

薄絹の衣装をまとった
強い陽射しに閉口して逃げ込んだ木陰、そこで目にしたニイニイゼミの羽化風景です。
時刻は午後2時半過ぎ。最初に目にしたのはこの光景でした。
草に取り付いた幼虫殻の背中が割れて、成虫がそっくり返る形で姿を現していました。
羽化中のニイニイゼミ
縮んでいた翅が徐々に開き始めました。
左側の翅は順調ですが、右側のは草の葉に邪魔されて開ききりません。
ちょっとハラハラ。
羽化直後のニイニイゼミ
”心配しなくても大丈夫よ” って言う感じで、草の茎を昇り始めました。
邪魔する物がなくなったので、右側の翅もきれいに開ききりました。
他人事ながら、ほっと一息。
羽化直後のニイニイゼミ
生まれ故郷(?)の抜け殻から距離を置いて静止。
体が完全に固まりきる迄は、このポーズでじっとしている必要がある様です。
木の上に止まってしまうと、地味すぎて華がないセミだなと思っていたけれど・・
生まれたての姿は、全然イメージが違うなぁと。
薄絹の衣装をまとった貴婦人みたいじゃない・・

※7/18に都内で撮影
※撮影メモ:最初のショットから最後のショット迄の経過時間は約30分でした。
割と短いなと言うのが率直な感想です。

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