夜の花を求めて2016/07/19 20:47

夜の花を求めて
幹からしみ出す樹液を求めて、様々な甲虫が集まるコナラの木。
今日の賑わいはどの程度かなと思い、立ち寄って見ましたが、その姿はさっぱり。
諦めて立ち去ろうとしましたが、ゴツゴツの幹の表面に、何となく違和感が・・
その箇所は、画像ほぼ中央です。
シモフリスズメ(蛾)
近寄って確認して見たらこの通り。
三角形の割と大きな蛾が止まっていました。
周囲の木肌に紛れる色、質感の巧みさはかなりのもの。
その名はシモフリスズメ。名前の通りスズメガの一種です。
シモフリスズメ(蛾)の頭部
頭部側面からのクローズアップです。鈍く光るつぶらな瞳も確認出来ますね。
ここ迄近寄ると、毛むくじゃら体表面のせいもあり木肌との相違は明白。
この蛾は夜行性。昼間は木の幹等に止まり昼寝をして過ごすライフスタイルです。
巧妙な擬態のお陰で、外敵による攻撃の心配もなく、ぐっすりと安眠。
そして夜の訪れと共に起きだし、花の蜜を求めて、夜の闇へ・・
さて、今宵の訪問先は、どんな ”夜の花” でしょうか?・・

※7/19に都内で撮影

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