8月終わり間近の木立で・・2016/08/29 20:35

8月終わり間近の木立で・・
アブラゼミやミンミンゼミに変わり、ツクツクボウシの声が目立ち始めた木立。
そこで出会ったクールな体色のアオイトトンボです。
体形は一般的なイトトンボに近いのですが、大きな違いは翅休め時のこの体勢。
イトトンボと違い、翅をゆったりと開いて止まります。
緑濃い樹下で、こんな優雅な姿を楽しむのも今のうち。
もうすぐ水辺に移動して、繁殖行動に熱を入れる時期に入る筈です。
アカボシゴマダラ物欲しげ
クールなトンボでほっと一息。その後目にしたのは、こんなホットな光景でした。
樹液を求めて木に止まるアカボシゴマダラ。
このシーンでの登場昆虫はもう一つ。蝶の前下方に止まるシロテンハナムグリです。
僅かな樹液噴出スポットを先に見つけたのは、どうやらこの甲虫らしい。
蝶は、口吻を伸ばしかけて、早くどいてくれないかなぁって言う表情(?)。
シロテンハナムグリの樹液摂取
でも、どきません。こう言う場面では、やはり硬い殻をまとった方が強いよね。
私の通う観察地では、衰えを見せる木が増え、樹液量が以前ほど潤沢ではないみたい。
樹液大好き昆虫にとっては、厳しい状況になりつつある様です。

※8/29に都内で撮影