憐れむ必要は・・2016/09/02 21:28

憐れむ必要は・・
木立に響くセミの声の弱まりに、秋の訪れを実感した日。
樹下の地面では、その印象を更に強める光景に出会いました。
地面を這うリュウキュウツヤハナムグリ。
光沢の美しさはいつもの通り。しかしこれは既に息絶えた個体でした。
周囲に目を凝らすと、同様の個体が数個転がっていました。
死してなお他の甲虫を圧倒する見事な輝きを放ち続ける・・
夏を精一杯生きた証はそう簡単に消え失せるものではない様です。何とも悲しい。
アオドウガネ
木の葉に止まるアオドウガネ。こちらも微動だにせず息絶えているみたい。
でも、これはこの甲虫のキャラなので、憐れむ必要はなし。
昼間はこうして薄暗い場所で昼寝をむさぼり、陽が沈むと動き出す夜型昆虫。
その生活スタイルのまま9月を迎えたのですね。
生息期間は10月迄とか。もう暫くの間はこんな様子を目にする事が出来そうです。

※9/2に都内で撮影
※LUMIX GM5/LEICA DG MACRO-ELMARIT 1:2.8/45mm

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