偉いぞ!と言う所迄は・・2016/10/08 20:07

偉いぞ!と言う所迄は・・
雨が止み、雲間から秋の陽射しが差し始めた頃。
草むらには、この時を待っていたかの様に忙しく飛び交う蝶たちの姿が・・
その目的は、勿論、秋に咲く野の花を巡っての吸蜜です。
コセンダングサの花に来ていたのは、アオスジアゲハ。
鮮やかな青緑色の斑紋が、雨上がりの湿っぽい空気を吹き払う様に感じられました。
ハラビロカマキリのハンティング
しかし雨上がりを喜んで、吸蜜に夢中になり過ぎると、思わぬ落とし穴が・・
これはセイタカアワダチソウの花で目にした悲惨な光景です。
花に潜んでいたハラビロカマキリに捕らえられたアオスジアゲハ。
既に頭部がそっくり失われた状態でした。
こんなシーンを見る限り、絶対的な強者はやはり肉食性の昆虫なのかなぁと・・
しかし、このカマキリ、獲物を捕捉する前脚(鎌)の片方が途中迄で欠けています。
何らかの敵に襲われてしまったのかも・・
ハンティングをする上では明らかに不利なこんな状態でも、蝶を鮮やかにゲット!。
目撃当初は ”ひどい事するなぁ” と反感を持ったけど、一寸見方が変わりました。
まぁ、”偉いぞ!” と言う所迄は行きませんでしたけどね。

※10/8に都内で撮影