結構見応えあり ― 2016/12/30 21:05
その細枝から飛び立った野鳥が一羽。西陽を受け翼がきらりと光りました。
冬の野の静寂を破るのは、群れの間で甲高く鳴き交わすそのさえずり。
今日も頻繁に耳にしました。 澄み切った冬空に突き上がっていたのは、秋の名残とも言えるコセンダングサ。
自然観察者にとって、超迷惑な存在であるひっつき虫と呼ばれる果実も残り少な。
風に飛ばされた水草の穂綿を針先に付け白く輝く様は、どこか優しげな感じさえ・・
季節の進展をじかに感じる光景でした。 さすがに年もここ迄押し詰まると、目にする昆虫の数も激減です。
今日僅かに手応えを感じたのは、常緑樹の葉上で日光浴中のこの小さなハエだけ。
普段、ハエにレンズを向ける機会は殆どないけど、お付き合いと云う事で一枚。
よく見れば、複眼が赤く光ったりして、結構見応えあるじゃん・・
※12/30に都内で撮影