被写体の方々からも・・2017/01/01 00:06

被写体の方からも・・
あけましておめでとうございます。
今年もデジイマブログ/東京の自然観察記をよろしくお願い致します。
私のカメラの被写体になってくれた方々からも、新年のご挨拶を・・
僕は寝正月
※アキアカネは2016年10月、コミミズク幼虫は2016年12月に都内で撮影

2017年の初遭遇2017/01/02 20:53

2017年の初遭遇
新年に入っての ”活きた昆虫” との初遭遇は、やはりこの時期ならではの種でした。
ぽつんと一輪だけ咲いていたタンポポの花で見かけたのは、ヒラタアブの仲間。
四季を問わず、花が咲く所必ずと言っていい程に姿を現わす蜜大好き派です。
こちらも四季を問わず花開くタンポポは、まさにベストなお友達って言う感じ。
越冬中のマルカメムシ成虫
こちらは、あたりに漂う匂いに気づいて見つけた種。
タブノキの幹に止まるマルカメムシです。
じっと動きませんので、丁度いい具合に当たる陽射しで日光浴中だったみたい。
この種は、成虫のまま、集団で身を寄せ合って越冬をします。
今日は一匹だけでしたが、近くを探って見ると更に沢山に出会えるかもしれません。
コガタコガネグモ
新年早々、この時期ならではの昆虫に出会えて、ほっと一息。
この先何度も、被写体としてお世話になりそうな予感が・・
しかし、こんな剛の者もしっかり活動継続中なので、安心出来ません。
低木の葉に見えにくい網を張っていた小さな蜘蛛。コガタコガネグモでしょうか。
獲物は少なくなったけど、まだまだいけるよって言う事で待機中の模様。
事実この蜘蛛の上方には、犠牲になったアブの残骸が引っかかっていました。
昆虫の敵・蜘蛛の中にもこんな寒さに強い者がいる所が自然界の妙なんでしょうね。

※1/2に都内で撮影

今のアイドル2017/01/03 20:14

今のアイドル
これ以上望みようもない位の好天に恵まれた正月三が日。
今日も、多少の雲は掛かるものの、陽射しを邪魔する様な物ではありませんでした。
自然観察には絶好の日和と言いたい所ですが、対象となる自然の方が・・
落葉樹の多くが葉を落とし尽くし完璧な冬姿に、草地も同じく荒涼とした眺めに・・
ビワの花で吸蜜するアブ
そんな中、そこだけが賑やかな雰囲気を漂わせている場所がありました。
この時期には珍しく沢山の花を咲かせているビワの木立。
蜜を求めて、様々なアブやハエ等が集まっていました。
この太っちょは、ハナアブの一種・シマアシブトハナアブでしょうか。
大きな複眼を花粉だらけにして、吸蜜に夢中でした。
ビワの花
蜜大好き昆虫を夢中にさせていたのは、こんな形の花。
何が何やらって言う感じ。いまひとつ目立たないし、実態が掴み難い花ですね。
私は感じませんでしたが、中心の蜜源から甘い香りを漂わせ虫を誘っているらしい。
何れにしても、花が少ない今の時期には、貴重な存在である事に違いありません。
この先も暫くは、昆虫達にとってのアイドルとして、絶大な人気を保ちそう。

※1/3に都内で撮影

ヌクヌク過ぎて・・2017/01/05 21:39

ヌクヌク過ぎて・・
以前から注目し続けているオオカマキリの卵鞘です。
常緑樹の茎にガッチリと産み付けられていました。
完璧な南向き。天気のいい日には陽射しが豊富に当たり続けるヌクヌクと暖かい場所。
これを産んだ母虫は、産卵場所選びのエキスパートだなと感心していたのですが・・
オオカマキリ孵化真っ最中!
最初の画像は1/3に撮影したもの。そしてこれが今日1/5の撮影分です。
正に状況が激変!。卵鞘から沢山のオオカマキリ幼虫が垂れ下がっていました。
それらがいずれもニョゴニョゴ動いて、一寸気味悪い眺め。(新年早々恐縮です)
今まさに孵化の真っ最中に出くわしたと言う訳。
孵化直後のオオカマキリ幼虫集団
近くの葉には既に独り立ちした幼虫が沢山止まっていました。
かなりデカい卵鞘だと思っていたのですが、これだけ沢山の幼虫が潜んでいたとは・・
オオカマキリの幼虫
それにしても、ますます寒さがつのって行く筈の今の時期に孵化を始めるとは・・
母虫の場所選びが最適すぎて幼虫達はヌクヌク。春が来たと勘違いしたのかも・・
ヒョロヒョロ体形の幼虫を見ながら、この先の展開を案じる気持ちになりました。
寒さに負けず、頑張って成長しろよ!と言っても、さすがに無理かなぁ・・

※1/5と1/3に都内で撮影

そろそろ翳りが・・2017/01/06 21:16

そろそろ翳りが・・
願ってもない程の穏やかな晴天に恵まれた正月。
その空模様にもそろそろ翳りが見え始めたのでしょうか。
陽が傾き始めた西の空。ひろがった薄雲の中にスペクトルな彩りが現れました。
冬の空の一つの表情。視界を横切っていったのは、冬鳥達の集団でした。
冬鳥たちの群れ
冬の野で抜群の存在感を示しているのが、ムクドリ、ヒヨドリ、ツグミ等の野鳥達。
丸裸になった冬の木に集団で止まる光景を頻繁に目にします。
その様子は、既に地表に落ちてしまった木の葉の代役と言う趣も・・
しかし、それも束の間の事。それって言う感じで飛び立ち次の場所に移動します。
何やってるんでしょう?。
あっちの木にうまそうな冬芽が沢山あるよって言う事でなければいいのですが・・
オオカマキリ幼虫
昨日、時期外れの孵化を目撃したオオカマキリの卵鞘。(1/5記事に画像掲載済み)
その後の推移が気になって、再びその場所に足を向けて見ました。
昨日ほど大量ではありませんが、依然孵化が続いていた事にびっくり。
近くの葉には、昨日同様、独り立ちした幼虫の姿も確認出来ました。
まだおぼつかない足取りだけど、どこかを目指して移動中。
天気の翳りと共に、気温もだいぶ低下して来ました。
大丈夫かなぁと言うのが率直な感想。冬鳥達はますます元気だけどなぁ・・

※1/6に都内で撮影