気になるもののその後2017/01/08 19:58

気になるもののその後
予報通り冷たい雨が降りだした午後。
観察地の定期巡回ポイントとも言える場所に、足早に向かいました。
目的の物は、時期外れの孵化が始まってしまったオオカマキリの卵鞘です。
初目撃は1月5日。その時の賑わいとは大違いですが、それでも依然孵化継続中。
卵鞘から糸で釣り下がった孵化幼虫の群れを、今日も確認する事が出来ました。
孵化過程のオオカマキリ幼虫
これは、孵化幼虫群の詳細です。
オオカマキリの幼虫らしい姿の物もいますが、注目点は一番下の逆さま状態の物。
脚や目らしき物が確認できるけど、全体の形としては全く不完全。
この種の孵化のプロセスからすると、こう言う変な物がいるのは当然なんですね。
卵鞘から外に出た後、最初の脱皮を行って、それらしい形に変貌するそうです。
最下端の物体は、脱皮過程にある赤ちゃん一歩手前の物体って言う訳。
私の気がかりはポツポツと降り出した雨。
本降りになる前に、無事脱皮が完了すればいいのですが・・
オオカマキリ卵鞘
これは同じ木で目にしたオオカマキリの卵鞘です。
場所的に近いので、同じ母虫が産み落とした可能性が高い様に思えます。
しかしこちらは孵化の気配はなし。葉っぱの陰でひっそり静まりかえっていました。
時期的に見て、これが今の正常な姿でしょうね。
時期外れの孵化が始まったあの卵鞘。多分、陽当たりが良すぎたんだよなぁ・・
生まれ出た幼虫達の今後がますます気になります。

※1/8に都内で撮影(1/5と1/6の記事にも関連画像を掲載しています)