春はビタミンC ― 2017/03/09 20:19
木の花はいま・・ ― 2017/03/10 21:17
落下物の効用 ― 2017/03/11 20:58
この形から大体察しは付きましたので、そーっとひっくり返してみたら・・ 予測通り、巣穴がハニカム状にびっしりと並んだアシナガバチの巣でした。
既に用済みの巣らしく、中に幼虫の姿はありませんでした。
ところで・・後になって気づいたのですが、画像を拡大して確認してみたら・・ 巣穴のひとつ(画像中央やや上)に、赤地に黒点の見慣れた模様が・・
成虫で越冬中のナナホシテントウでした。
この種は、枯れ落ち葉の陰や樹皮の裏に潜り、暖かい春の訪れを待つ習性を持ちます。
この巣穴はまさにその習性にぴたりマッチしていたみたい。
更に、テントウの下方に小さなカタツムリ(茶色)の姿も確認出来ます。
この巣、冬越しの生物にとっての絶好の共同住宅として再利用されている様です。 これは去年の12/11に撮影し、当ブログに掲載した画像です。
形から見て、今日目にした巣と同一のものと思われます。
木の細枝に固定されていたのですが、強い北風に煽られて枝が折れ落下したらしい。
そのことが、ヌクヌクの場所を求めていた生物に幸いしたと言う訳ですね。
自然界の巡り合わせって、結構うまい具合にシンクロしているんだなぁと・・
※3/11に都内で撮影。最下段の参照画像は2016/12/11に撮影
デビューが早過ぎ? ― 2017/03/12 19:39
昆虫たちの活動も活発に・・と言いたい所ですが、さすがにそこ迄には至らず。
そんな中、結構忙しそうな動きを見せていたのが、このナナホシテントウ。
カラスノエンドウの繁みの中を行ったり来たり・・
好物のアブラムシ探しに熱中している様でした。 でも、ずーっと動き回っているかと言うと、決してそんな訳ではありません。
合間合間にこんな休憩タイムをとっていました。
”獲物の姿もさっぱりだしなぁ” って言う事みたい。
休憩場所は陽射しが良く当たる落ち葉の上。長い冬の間、慣れ親しんだ場所です。
今夜はこの下に潜り込んで眠るのかも・・
元気者のナナホシテントウですが、完全な春モードへの転換はもう少し先の様です。 同じカラスノエンドウの繁みには、別の狩猟者の姿も・・
小型の蜘蛛・ハエトリグモの一種でした。
こちらも、獲物がさっぱりで、手持ち無沙汰もいいところって言う感じ。
草むらデビューが、少し早過ぎたかもね・・でも、もう少し待てば・・
※3/12に都内で撮影