春はビタミンC2017/03/09 20:19

春はビタミンC
川辺の菜の花畑が、目にも鮮やかな黄色で埋め尽くされていました。
その中を軽快に飛び回っていたのがこれ。蜜を求めてやって来たミツバチ達です。
蜜の出が良さそうな花の品定めに大忙し。
”花の数が多すぎて、目移りしちゃうよ” って言う事みたい。
菜の花畑の今
サクラの薄紅色も春の始まりを象徴する色だけど、この色も正にそれだなぁと・・
見る者を元気付けてくれる色。効果抜群のビタミンCって言う感じ。

※3/9に都内で撮影

木の花はいま・・2017/03/10 21:17

木の花はいま・・
ぬくぬくの綿毛に包まれて冬を越して来たコブシの蕾。
待ちかねた春の訪れを感じて、先端が割れて白い花が顔を覗かせていました。
明日にでも、ひらひらの花弁が開いて ”春よおいでおいで” の手招きを始めそう。
ウメの花に来たホソヒラタアブ
かなり以前から見頃を迎えていたウメの花。木の花の主役の座は依然不動です。
花の少ない時期から、蜜を求める昆虫に対して、大いになる恵みを与え続けた花。
これは、今日見たホソヒラタアブの吸蜜シーン。
今のところは目移りせずに、ウメの花オンリーって言う毎日の様です。

※3/10に都内で撮影

落下物の効用2017/03/11 20:58

落下物の効用
若草が生え始めた草地で目にした変なもの。
この形から大体察しは付きましたので、そーっとひっくり返してみたら・・
アシナガバチの巣
予測通り、巣穴がハニカム状にびっしりと並んだアシナガバチの巣でした。
既に用済みの巣らしく、中に幼虫の姿はありませんでした。
ところで・・後になって気づいたのですが、画像を拡大して確認してみたら・・
アシナガバチの巣にナナホシテントウが・・
巣穴のひとつ(画像中央やや上)に、赤地に黒点の見慣れた模様が・・
成虫で越冬中のナナホシテントウでした。
この種は、枯れ落ち葉の陰や樹皮の裏に潜り、暖かい春の訪れを待つ習性を持ちます。
この巣穴はまさにその習性にぴたりマッチしていたみたい。
更に、テントウの下方に小さなカタツムリ(茶色)の姿も確認出来ます。
この巣、冬越しの生物にとっての絶好の共同住宅として再利用されている様です。
白日のもとに・・
これは去年の12/11に撮影し、当ブログに掲載した画像です。
形から見て、今日目にした巣と同一のものと思われます。
木の細枝に固定されていたのですが、強い北風に煽られて枝が折れ落下したらしい。
そのことが、ヌクヌクの場所を求めていた生物に幸いしたと言う訳ですね。
自然界の巡り合わせって、結構うまい具合にシンクロしているんだなぁと・・

※3/11に都内で撮影。最下段の参照画像は2016/12/11に撮影

デビューが早過ぎ?2017/03/12 19:39

デビューが早過ぎ?
陽射しの明るさから判断すれば、既に春本番を思わせる1日となりました。
昆虫たちの活動も活発に・・と言いたい所ですが、さすがにそこ迄には至らず。
そんな中、結構忙しそうな動きを見せていたのが、このナナホシテントウ。
カラスノエンドウの繁みの中を行ったり来たり・・
好物のアブラムシ探しに熱中している様でした。
日向ぼっこ中のナナホシテントウ
でも、ずーっと動き回っているかと言うと、決してそんな訳ではありません。
合間合間にこんな休憩タイムをとっていました。
”獲物の姿もさっぱりだしなぁ” って言う事みたい。
休憩場所は陽射しが良く当たる落ち葉の上。長い冬の間、慣れ親しんだ場所です。
今夜はこの下に潜り込んで眠るのかも・・
元気者のナナホシテントウですが、完全な春モードへの転換はもう少し先の様です。
ハエトリグモの一種
同じカラスノエンドウの繁みには、別の狩猟者の姿も・・
小型の蜘蛛・ハエトリグモの一種でした。
こちらも、獲物がさっぱりで、手持ち無沙汰もいいところって言う感じ。
草むらデビューが、少し早過ぎたかもね・・でも、もう少し待てば・・

※3/12に都内で撮影

ブッチュー寸前2017/03/13 19:31

ブッチュー寸前
花の数がまだ少ない野で、一足早く花盛りとなっているのがオオイヌノフグリの花。
蜜を求める昆虫たちにとっては、アイドル的な存在となっている様です。
これは、この花大好き昆虫フタホシヒラタアブとの熱いシーン。
アブの先太な口吻と花の雄シベの ”ブッチュー寸前” の一コマです。
まさに ”ラブラブの二人” って言う感じ。

※本日撮影の画像ではありません(3/12に都内で撮影)