それぞれの食事法2017/04/29 20:22

それぞれの食事法
数を増した草むらの昆虫たち。
それぞれがそれぞれのスタイルでお腹をくちくする事に夢中です。
これはアジアイトトンボの定番食事スタイル。
小昆虫を捕らえて来て、草の葉にとまり、ゆっくり咀嚼するスタイル。
小昆虫達にとっては、昆虫界の猛禽類として恐れられる存在となっている筈です。
ヘラオオバコの花とヤブキリ幼虫
同様に本来は肉食性なんですが、今の時期は草食性なのがキリギリスの仲間。
春の野に咲く花をかじる姿を随所で目にする事が出来ます。
これは、風変わりな形のヘラオオバコの花にいたヤブキリ幼虫です。
何となく、パイナップルを皮ごとかじっている様にも・・美味しいのでしょうか。
葉っぱを舐めるアリ
ノイバラの若葉で目にした食事風景は、ちょっと不思議な感じ。
大きなアリが、葉っぱの表面を舐める様な動作を繰り返していました。
一体何をしているの?って言う感じですが、これはアリの食事法の1バリエーション。
葉の表面にある花外蜜腺と言う器官から出る蜜を摂取している最中と言う訳。
蜜を提供する代わりに、葉を食害する昆虫を退治してねって言うもくろみなのかも・・
蜜の量は微々たる物だと思うのですが、アリのお腹のこの膨らみ具合たるや・・
日がな一日、蜜吸いに大忙しと言う事なのかも知れません。

※4/29に都内で撮影