綿から生まれた・・2017/07/09 19:31

綿から生まれた・・
草むらを這い回るクズのつるで、今の時期良く目にするのがこんな光景です。
つるの表面に、白い綿クズみたいなものがびっしり。
一体何だろうなと思えますが、拡大してみるとその正体が明らかに・・
綿クズにはちゃんと目もある脚もある
上の画像の中央付近を部分拡大してみるとこの通り。
綿の先端にぽちっとまん丸目が確認出来ます。そしてちゃんと脚もある。
と言うことで、これは昆虫の幼虫ある事に間違いなし。
さて、これがこの先どう変貌するのかと言うと・・
アオバハゴロモの成虫
まん丸目の辺りに面影が残っていますが、こんな形の成虫になります。
その名も優雅なアオバハゴロモ。鳴き声が次第に大きくなって来たセミの親戚です。
セミ同様、樹木の枝は幹に止まり、中の汁を吸い出す食性を持ちます。
でもこれは鳴きませんので、存在を見落としがちですが、その数かなり多数。
つるに付く綿の数も依然多数なので、この先、更に目撃機会が増えそうです。
この毛束がどう変貌するか?・・
アオバに限らず、ハゴロモの仲間は、幼虫から成虫への姿の変貌が著しい。
葉っぱの上に広がったこの白い毛束もその一例。
さて、これがどの様に変貌するのか・・それを目にするのも、もうすぐの筈です。

※7/9に都内で撮影(アオバハゴロモ成虫は7/8に撮影)

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