こけおどし2017/07/13 19:44

こけおどし
目にした瞬間、恐ろしいアシナガバチの一種かと身構えてしまう様なこの姿。
実態は、人への攻撃性は皆無のカミキリムシ・ヨツスジトラカミキリです。
この派手な斑紋は、他の昆虫たちにも、相当の警戒心を抱かせる筈。
”うわっ、やばい奴がいるぞ、近づかない様にしよう” って・・
つまり、こけおどしのカラーリングで身を護る作戦なんですね。
恐ろしげな物影
葉っぱの上にも、鎌首を持ち上げた様な恐ろしげな物影が・・
こちらも、”近づかない方がいいな” って言う事になりそう。
ハラビロカマキリ幼虫
横にまわって見るとこの通り。
今の時期、草の葉の上などでよく目にするハラビロカマキリの幼虫でした。
成虫時には、まっすぐになりますが、幼虫時には、皆このお尻上げポーズを・・
昆虫の中では強者の立場にある種ですが、体がミニミニの今は、まだまだ。
威勢のいい姿で相手を威嚇する。必要に迫られたこけおどし作戦なんでしょうね。
無事成虫になる為には、いろいろと大変です。

※7/13に都内で撮影