敢えて紅色2017/08/05 20:45

敢えて紅色
擬態色で身を護る種が多い中、敢えて周囲の緑に映える紅色をまとう昆虫もいます。
今日交尾シーンに出くわしたベニイトトンボもそのひとつ。
ハートマークの上方・オスの体色がまさにそれ。
下方・メスはくすんだオレンジ系で、オスの派手さとは比べようもありません。
多くの昆虫に見られる傾向・派手なオス、地味なメスがすばり当てはまっています。
ベニイトトンボのオス・顔面
オスの顔を正面から見るとこの通り。
熟れたミニトマトを連想させる様な真ん丸な眼。
この眼で、ベストパートナーとなるメスを品定めしていたんでしょうね。
メスに気に入られる様な目立つ衣装で水辺をフラフラ・・
目に付きやすいその姿。捕食者の目に留まらぬ事を祈るばかり。
アカマダラメイガ
割と地味なのが多い蛾の世界にも、紅色をまとう洒落者がいます。
それがこのアカマダラメイガ。
長いガウンをまとった貴婦人と言う雰囲気さえ感じられるその姿。
さて、この派手目な衣装の狙いとは?・・

※8/5に都内で撮影