やっぱり泣き虫2017/08/26 21:31

やっぱり泣き虫
秋はイネ科の植物が旺盛な繁り具合を見せる時期。
それに合わせる様に、各種イナゴ達も活発な動きを見せる時期に入ります。
私の観察地では、コバネイナゴが多数派なんですが、こんな泣き虫君も時々・・
目の下にくっきり描かれた涙みたいな筋模様が特徴のツチイナゴ。
まだ幼虫なんですが、脱皮を経る度に、クッキリ度が一層高まっている感じ。
この種は、他のイナゴとは違い、成虫の状態で厳しい冬を越します。
泣き虫みたいに見えるのは見栄え上だけ。芯の強い頑張り屋のイナゴなんですね。
コバネイナゴ成虫・目の下に注目!
こちらは、冬を越せないコバネイナゴ。
最終脱皮も完了し、堂々たる姿を、水草の葉上で観察出来る様になりました。
私が ”あれっ!” って思ったのは、目の下。
ツチイナゴ程くっきりではありませんが、やはり涙模様が入っていました。
今まで気づかなかったけれど、やっぱり、君たちも泣き虫なのかぁ・・
腕に止まったコバネイナゴ
水辺でのイナゴ撮影を終え、トボトボ歩いていたら、左腕にふと違和感を・・
原因はこれ。白い長袖シャツの腕に、コバネイナゴが止まっていました。
手乗り文鳥ならぬ、腕乗りイナゴとは・・さっそく片手での近接撮影を一枚。
その結果分かったのは、水辺で見た個体とは比べ様もない位にくっきりした涙模様。
何だか今日は、泣き虫君に良く出会う日だなぁと・・

※8/26に都内で撮影