華麗なる(?)変身2017/09/26 20:59

華麗なる(?)変身
薄紅色のイヌタデの花、夏の暑さが鎮まる頃に多く目にする様になります。
赤い粒々をお赤飯に見立てて、アカマンマと言う親しみを込めた呼び方もされます。
そんな花のひとつに怪しげな物体が・・
風に飛ばされたゴミが引っ掛かっている様にも見えたのですが、何かおかしい。
このゴミ、風もないのにゆらゆら揺れるし、ゆっくり移動し始めました。
さては!と言う事で、さらに仔細に観察してみたら・・
クサカゲロウ幼虫
実態はこれ。背中に何か変な物を背負っている細長な生き物でした。
ここまで拡大すると、びっしり生えた白い体毛や脚も確認出来ます。
・・と言う事で、このへんてこりんな物は、クサカゲロウの幼虫と判明!。
色々なゴミで擬態しますが、今日のは一寸派手めなゴミだったので、迷った次第。
なおクサカゲロウについては、数点の画像を撮影済みですので、下に掲載します。
クサカゲロウ成虫
これが成虫です。薄緑の細長い体、薄いベール状の翅が、何ともエレガント!。
・・って、感心しながら、指でつかむと、全然エレガントじゃない事態に・・
とにかく臭いです。名前先頭のクサは、草ではなくて、臭なんじゃないかと・・
ウドンゲ・クサカゲロウの卵
クサカゲロウの一生の推移について、一番最初に観察出来るのがこれ。卵です。
楕円状の卵が、繊細な糸で草の葉等に複数個産み付けれられています。
別名優曇華(ウドンゲ)。何とも優雅な雰囲気ですね。
これが孵ると、あのゴミを背負った幼虫に・・何だかギャップあり過ぎ。
昆虫の多くは様々な形で変態しますが、この虫もかなりユニークだなぁと・・

※幼虫は9/26に、成虫は9/18に、卵は9/9に、いずれも都内で撮影。