かなり攻撃的な・・2017/10/11 20:56

かなり攻撃的な・・
爽やかな秋晴れには程遠い、薄ぼんやりとした曇り空が広がった午後。
そんな空の下、ハナミズキの葉だけが、微妙な鮮やかさを見せていました。
公園樹の中では、トップを切っての紅葉でしょうか。
紅に染まるカエデの様な派手さはありませんが、これはこれで趣があるかなぁと・・
褐色タイプのクビキリギス
この先も色づかない常緑樹の葉に、渋く色づいた昆虫が止まっていました。
かなりミスマッチのこれは、キリギリスの仲間・クビキリギスの褐色型成虫です。
この種は、成虫のまま冬を越す事が可能。
この体色は、枯れ野に潜んで暮らす冬を見越しての擬態なんでしょうね。
クビキリギスの尖った頭部
キリギリスの仲間としては、珍しい鋭く尖った頭部が特徴的。
きつい目つきを含め、かなり攻撃的な雰囲気を漂わせています。
事実、うっかり指でつかむと、食い付いて、自分の首がもげる迄離さないとか・・
だから、付いた名前が ”首切りギス” !・・
静けさが漂い始めた秋の草むらにも、結構恐ろしい奴が潜んでいるんですね。

※10/11に都内で撮影