差し迫り度の違い ― 2017/10/12 20:48
そんな事を耳にすると、この光景の今後についてが大いに気になります。
昆虫世界に於ける秋の象徴的シーンとも言えるアキアカネの枝先翅休め。
青空を背景にしたそれを目にするのも、当分お預けと言う事になりそうです。
このトンボの生息期間にも、そろそろ先が見え始める頃。
空模様の、出来るだけ早い快復を願いたい気持ちに・・ 成虫での越冬も可能な昆虫に対しては、そんな差し迫った気持ちは湧きませんね。
イネ科の植物につくホソハリカメムシもその一つ。
いま最盛期を迎えているイネ科の草で、頻繁に目にする事が出来ます。
でもそれらもやがて枯れ果ててしまう定め。
そんな厳しい自然環境の中でどう生き抜いていくのか?・・
よほどの秘策があるんでしょうね。 こちらも、”余裕、余裕” って言う感じで、草の葉上でひっそり。
ナナホシテントウのサナギです。
これが割れて誕生する成虫には、やがて訪れる寒い冬の日々が待ち構えている筈。
でも、そんな展開はしっかり織り込み済み。その秘策とは集団で身を寄せ合って・・
冬には、ぜひそんな光景も目にしたいものです。
※10/12に都内で撮影