色変わりする野で・・2017/12/02 20:34

色変わりする野で・・
師走の陽を浴びて、水辺の草が黄金色に輝いていました。
あとは、北からの強い風を受けて、倒れ尽くすのを待つだけ。
一見華やかなこの風景も、寂しい冬景色の訪れが間近な事を告げているにすぎません。
紅葉した草の葉で・・
水辺から離れた草地でも、緑色の範囲が著しく減少中です。
枯れ色が増えつつある今、鮮やかに紅葉する草の葉が、僅かに目を惹くだけ。
そんな葉のひとつ・橙色に色づいたヘクソカズラの葉で嬉しいものに出会えました。
葉っぱに止まっていたのは、キリギリスの仲間・ヒメクダマキモドキの成虫でした。
暖かそうな葉の色に惹かれて、日向ぼっこ場所にここを選んだのでしょうか。
弱々しそうな昆虫だけど、ここ迄長寿命とは!・・生命力の強さに驚嘆するばかり。
この分だと、まだまだいけるかもね・・
オオカマキリの卵のう(最終作?)
成虫の姿は既に見かけなくなったけれど、それが残した遺産は随所で目撃可能。
カマキリ属の母虫が工夫を凝らして産み落とした卵のうも、その1アイテムです。
これは、常緑樹の枝で目にしたオオカマキリの卵のう。
随分コンパクトだなぁと、興味を持って撮影した一枚です。
もしかすると、母虫がもうこれ以上は無理って言う感じで産卵した最終作なのかも。
でも、小さいけれどしっかり形にはなっています。さてここから何匹が誕生するやら。

※12/2に都内で撮影