冬の善玉・悪玉 ― 2017/12/13 21:41
雪が降った訳でもないのにね。
かなり高い場所なので、実態がつかみにくかったのですが・・ 視線を下に降ろして行ったら、割と至近距離にもぽつんと・・
どこかタワシを連想させるへんてこりんな物が、枝に張り付いていました。
何が何やらって言う感じですが、これでも立派に(?)昆虫の仲間。
カイガラムシの一種・イセリアカイガラムシ(ワタフキカイガラムシ)です。
この様に、木の枝などに張り付いて、中の汁を吸いだしてしまう害虫です。
一旦張り付いたら、そこにとどまって汁を吸い続けると言うから、たちが悪い。
厳しい冬に立ち向かう木にとっては、イヤな奴に取り憑かれたもんだなぁと。 こちらも同様に張り付いていますが、実害は無し。むしろ大歓迎かも・・
正体は、樹上性のカマキリ・ハラビロカマキリが秋に産み付けた卵のうです。
暖かくなる頃には、中から多数の幼虫が誕生する筈。
それらが四方八方に散って、木や草を荒らす虫を退治する展開となります。
冬木立で出会うちょっと変な物も、善玉、悪玉、様々なんですね。
※本日撮影の画像ではありません(12/12に都内で撮影)