強い風が教えてくれた・・2018/04/30 20:38

強い風が教えてくれた・・
ヨモギの葉陰からじーっとこちらを見つめるものあり。
異様に長い触覚から想像が付きますが、小形のハチ・ヒゲナガハナバチでした。
このポーズのままじーっと動きません。一体何をやっているのかなぁと・・
そのヒントは、黒い目につながっているカマみたいに尖った部位(あご?)でした。
あごで葉っぱを咥え込んでた
葉っぱの裏側に回り込んで確認してみたら、この通り。
両方のあごで、葉っぱをがっちりくわえ込んでいたと言う訳。
このハチの好物はツメクサ等の花の蜜。葉っぱを食べる食性は持っていません。
結論としては、今日の天候に起因する動作であろうと推測しました。
今日の日中は時折強い風が吹く状況。草の葉が激しく揺れ動く事も度々でした。
と言う事で、揺れる葉っぱから振り落とされない様な対策が必要だったみたい。
なるほど、尖ったあごにはこう言う利用法もあるんだと納得!。
休息時のヒゲナガハナバチ
これは風が止んだ時に目にした同種の姿です。
強い風に煽られる危険がないので、ゆったりと休息をとっている感じ。
尖ったあごも、この状況下では不要ですね。
以上、強い風が教えてくれたヒゲナガハナバチの体の秘密の一端でした。

※4/30に都内で撮影