善悪揃って顔見せ2018/05/11 21:01

善悪揃って顔見せ
色とりどりの花が開いた花壇。そこで目にしたテントウムシです。
色や斑紋などのバリエーションが豊富なナミテントウの一種でした。
植物の敵・アブラムシを退治してくれる、花にとっての心強いガード役と言えます。
花の中心での昼寝を済ませて、さぁもう一仕事って言うシーンでしょうか。
葉っぱの先端にいたトホシテントウ
こちらは、ドクダミの葉っぱの先端に止まっていたテントウムシ。
一面の緑の中で、この色合いはかなりのアピール度で目に迫って来ました。
一見するとナナホシテントウの様に見えますが、斑紋のパターンが微妙に違います。
トホシテントウの側面図
側面から見ると、体形の違いがもっとはっきり判りますね。
ナナホシテントウに比べて、背中の丸っこさが際立っています。いわば亀の子型。
と言う訳で、これは全くの別物・トホシテントウでした。
この種は相当な曲者で、植物の味方と言うイメージのテントウムシの中では超異端派。
植物を護るどころか、植物そのものを食べてしまう迷惑者です。
猛食の被害をこうむるのは、カラスウリやアマチャヅルの葉っぱとか・・
この手の悪者が揃って顔見せと言う事は、植物の繁茂が一層進んだ事の証明ですね。

※5/11に都内で撮影