ラッキーな体験2018/07/10 21:39

ラッキーな体験
真夏の陽射しが照りつける草地で出会った物凄いやつ。
レンズを睨みつける視線、今にも襲いかからんとしている感じの挑戦的なポーズ。
こんな威圧感たっぷりの風貌を持つ昆虫とは?・・
キリギリスの雌・成虫
側面図で正体は明らかに・・逞しく成長したキリギリスの雌・成虫でした。
お尻には鋭い産卵管が生えています。これを見る限り、繁殖能力も万全と思われます。
この日はたまたま枯れ草が積もった場所での出会いでしたので、観察的にはラッキー。
通常は夏草の繁みの中に潜んでしまう為、オスの鳴き声でその存在を知るのみ。
例の、チョン、ギースですね。
さて、こうして、立派な成虫の姿を見るにつけ、思い出すのは、5月のあの日・・
キリギリスの若齢幼虫
・・って言う事で、5月の草むら散策で出会った幼虫画像を一枚。
現状と比較にならない位に小さいし、背中にはまだ翅も生えていません。
後脚だけが頼りって言う感じで、草むらをピンピンと飛び跳ねていました。
これが約2ヶ月の時を経て、上に掲載した通りの見違える様な姿に・・
成長のパワフルさをつくづく思い知らされました。
ただ気になるのは成虫の数。幼虫時はそこら中に沢山でしたが、今はごくたまーに・・
脱皮を繰り返す成長の過程で、外敵に襲われる等の試練に見舞われたのでしょうね。
そう言った意味で、あのきつい視線に睨まれるのは、凄くラッキーな体験かなと・・

※本日撮影の画像ではありません。
成虫は7/8に、幼虫は5/5に、いずれも都内で撮影。
なお、幼虫画像は、5/5の当ブログ記事に掲載した物の引用掲載です。