産卵をひかえて・・2018/10/27 21:07

産卵をひかえて・・
セイタカアワダチソウをはじめとする秋の野の花もそろそろピーク越え。
そんな時期に入った草むらで目にしたのは、獲物を待つハラビロカマキリ雌でした。
花に来る昆虫を速攻で捕らえるには、常にこの様なポーズで待つ必要あり。
肩に力が入って疲れるだろうなぁと余計な心配を・・
獲物を待つハラビロカマキリ雌
カメラの接近に気付いて、きつい目線で睨みつけられてしまいました。
この個体には、その大きなお腹から察して、産卵という大仕事が控えている筈です。
それを無事成し遂げる為には、何よりも豊富な栄養摂取が必要と思われます。
これは、邪魔をしないであっちへ行けの意思表示でしょうね。
オオカマキリの卵のう
カマキリ成虫の登場は、まずオオカマキリ、追ってハラビロカマキリの順番です。
その順番通りオオカマキリについては産卵済みの卵のうを目にする時期に入りました。
これは、低木ユキヤナギの小枝に産み付けられた一品。
どっしりとした下膨れの形から察して、この中には来春の誕生を待つ生命が満杯の筈。
方角も正しく南向きなので、乏しい冬の陽射しでも暖房効果は相当期待出来そう。
母カマキリの知恵が十分に込められた一品と言えそうです。
あとは、餌を求めて虎視眈々の冬鳥の目にとまらない事を祈るばかり。

※10/27に都内で撮影