冬の雨を受け・・2018/12/06 21:40

冬の雨を受け・・
冬のしとしと雨を受け、サクラに根付いたコケが鮮やかな若緑色に染まっていました。
コケ類に共通するのは、夏は苦手で、冬に強い性質とか。
サクラは葉を散らし尽くして冬の眠りに・・その木に寄生するコケは逆に活気づく。
自然の多様性を実感させられる光景と感じました。
サクラの木の太枝で・・
そんなサクラの木の太枝で、ふと目に止まったのがこれ。
目にした瞬間は、木肌が部分的にはがれたキズの様にも思えたのですが・・
何となく違和感をおぼえて・・
フユエダシャクの一種(推定)
枝の真下に回って確認したらこの通り。ひっそり翅休め中の蛾でした。
真冬にも活動をやめないフユエダシャクの仲間でしょうか。
枝の下面は雨の直撃を避けられる格好の場所、雪が降ってもたぶん大丈夫。
再び陽射しが戻ったら、たぶん枝の上面に移動するんでしょうね。
冬の厳しい気象に耐えて生きる昆虫には、そんな臨機応変さが求められる様です。

※12/6に都内で撮影