新年のご挨拶・デジイマブログ2019/01/01 00:25

新年のご挨拶・デジイマブログ
あけましておめでとうございます。
新元号は何に?と大いに気になりますが、何はともあれ平穏な一年であればと・・
本年も身近な自然に注目し更新を続けて行きます。
引き続きご覧頂ければ幸いです。

2019年1月1日 昆虫画像たっぷり/デジイマブログ・東京の自然観察記

新春点描2019/01/02 20:29

新春点描
願ってもない程の好天に恵まれた東京の元旦、二日。
澄み切った青空の美しさに思わずレンズを向けたくなってしまいました。
ぽっかり浮かぶ雲も超軽目。この空の様に穏やかな一年となればいいのですが・・
トンビがくるりと・・
二羽のトンビが気持ちよさそうにくるりと輪を描いて飛んでいました。
この画像を撮影した場所は、私が毎年初詣に訪れる稲荷神社の参道でした。
後で考えたら、この場所の上を飛ぶ必然性がある様にも感じられました。
良く耳にする言葉「トンビに油揚げさらわれる」との繋がりで・・
初詣はこの稲荷神社で
初詣に訪れたのは、この稲荷神社でした。
交通安全にご利益があるとされ、航空関係者が参拝する事でも知られています。
と言う事で、話はトンビと油揚げにつながります。
門前では油揚げが販売されており、実際にそれを奉納する事が行われています。
それを知って、上空から虎視眈々と・・まさかとは思いますが・・
稲荷神社の前庭で・・
神社の前庭で意外な物を目にしました。
鋭い目つきで辺りを睨む狐が二頭。寒そうに白い布を身にまとっていました。
って言うのは作り話で、これは神社の改修工事に伴う一時的な処置の様でした。
元々この石像は参道を挟んで設置されていたのですが、いまは一時的な移転状態。
後方にはこれも一時的に移動した大小の鳥居が仮置きされていました。
鳥居にも保護シートがしっかり巻かれていました。
真心を込めて丁重に扱われているんですね。元の場所への移動は再来年の様です。

※1/2に都内で撮影

河岸では今・・2019/01/03 22:37

河岸では今・・
河口付近にひろがる草地の今の風景です。
冷たい川面の色と、暖色系に染まった野草の色が好対照を成してある意味賑やか。
冬空に向かいすっくと・・
今は何とか持ちこたえている野草群も、吹き付ける寒風を受け倒れきる日も間近か・・
冬空に向かいすっくと立ち上がるこの姿も、そろそろ見納めかも知れません。
モグラ塚がこんもり
寂しい冬景色一歩手前の河原ですが、僕らは依然元気だよって言う奴の痕跡も・・
枯れ草に覆われた地面に、こんもり盛り上がった土の山が幾つも出来ていました。
これはモグラ塚。地中生活をするモグラが巣の外に排出して積み上がった土の塊です。
これだけ盛大に積み上げたと言う事は、地中には相当な数が生息しているのかも。
寒い冬も地中はぬくぬく?・・案外快適な生活をしているのかも知れないけれど・・
やっぱり暗い所に閉じこもるのは、気が滅入りそうだなぁ・・

※本日撮影の画像ではありません(1/2に都内で撮影)

当然の事とは言え・・2019/01/04 22:09

当然の事とは言え・・
野に咲く花にとって、一年のうちで最も厳しい時期に入った様です。
見かける花の数がめっきり減ってしまいました。
そんな中、やっと見つけたのがこの黄色い花。
早くも傾き始めた陽の方向に向かって、ほぼ全開状態で開いていました。
ハルノゲシでしょうか。名前に春と付いていますが、花期は4月から7月とか。
霜柱も立つ今の時期になぁ。幾ら何でも早過ぎるんじゃないのと余計な心配を・・
1月3日のハラビロカマキリ・雌
条件次第では、寒さを気にせずに咲き始めてしまう所が野の花の凄さ。
しかし、昆虫の世界では、そんな型破りの展開は到底許されない事の様です。
最近観察を続けて来たハラビロカマキリ・雌の悲しい記録画像を2枚掲載します。
これは昨日1月3日に目にした雌の様子。
12月30日に初遭遇したのと同じ木の幹の窪みに止まる姿です。
だいぶ体は弱っていた様でしたが、それでもまだ存命中。
レンズの接近を感知して、きっと睨み返す目つきの鋭さもまだ現役並みでした。
絶命したハラビロカマキリ・雌
これは、今日(1月4日)の様子です。
ガクンとうなだれた頭部、昨日はふりかざしていた前脚もだらんと垂れたまま。
そっと指先で触れてみましたが微動だにせず。既に完全な絶命状態でした。
昨日の夜の冷え込みが、致命的なダメージを与えてしまった様です。
この種の生存期間(〜11月)は既に過ぎていただけに、当然の事とは言え・・
ここ迄生きながらえた事を賞賛したい気持ちで見つめました。

※最上段と最下段の画像は1/4に、中段の画像は1/3に、いずれも都内で撮影
※12/30の記事に、このハラビロカマキリ・雌と初遭遇時の画像を掲載中です。
下記のリンク文字をクリックするとご覧いただけます。
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正に食べ放題?2019/01/05 21:16

正に食べ放題?
落ち葉や枯れ枝が降り積もった木立の下の地面。
それらの堆積物も時を経るに従い腐葉土に変化して行きます。
そんな様相を見せる地表でふと目に止まったのがこれ。
周囲の枯れ色とは明確に見分けがつく、明褐色に白点が散らばった丸い物体でした。
”ははん、あれだな” と言う事で観察を続けたら・・
ムーアシロホシテントウの顔
かなりちょこまか動き回っていました。
そんな中、くるっと方向転換をしてカメラ側に顔を向けた瞬間のショットがこれ。
ぽちっとした黒目。短い触覚も確認出来ます。
典型的なテントウムシ体形ですね。その名はムーアシロホシテントウ。
この種の生息期間は11月迄となっていますが、成虫で越冬する事もあるらしい。
今日は、たまたまそんな中の一匹に出会えた訳ですね。
ムーアシロホシテントウの食事風景
さてこのテントウ、餌を期待出来そうにないここで何をしていたかと言うと・・
時々この様にじっと静止して、腐葉土になりかけた部分に口を当てていました。
どうやらこれが ”おいしいなぁ” の食事風景だった様です。
この種が食べるのは、植物に付く菌類だとか・・
腐りかけた葉や枝にはそんな菌がびっしり付着しているらしい。
正に食べ放題。寒さに耐えて冬を生きる越冬派ならではの贅沢と言えるのかも・・

※1/5に都内で撮影