スイッチは既にON ― 2019/04/06 20:04
その間の寒の戻りもあり、心配していたのですが、季節の進展はほぼ順調。
お目当の昆虫達の活発な動きを目にする事が出来ました。
まだ枯れ草が残る草地を忙しく飛び回っていたのが、このキタテハ。
成虫越冬する蝶で、冬の間は翅全開での日光浴姿が殆どでしたが、今日はこの通り。
ぽかぽか陽気に誘われて活発な動きを続ける合間の小休止タイムだった様です。
この姿を見る限り、エンジンスイッチは既にONですね。 若草が繁る場所で、独特のあの匂いを感知しました。
目を凝らしてみたら、葉っぱの先にちょこんと止まるこいつが・・
ころっと丸い体形が可愛らしい(?)マルカメムシの成虫でした。
なりは小さいけれど、あたりにふりまく匂いの強烈さは立派に一人前。
春を迎えて、匂い発生能力も更にパワーアップした様です。 既に、恋の季節真っ只中のカメムシもいました。
お尻を突き合わせての交尾態勢をとっていたのは、ブチヒゲカメムシのカップル。
春の陽射しに誘われてと言う事でしょうが、かなり早熟ですね。
※4/6に都内で撮影
要警戒なやつもいる ― 2019/04/07 21:23
繁り始めた草の葉から葉へ、ピンピンと飛び跳ねる物の数も極めて多し。
キリギリスの仲間のヤブキリ若齢幼虫です。
サイズは超ミニ、色も草の葉に近似なので、よく目を凝らさないと発見は中々。
ピンと飛び跳ねる動作で、”あっ!いた” って気づくケースが殆どです。 同じキリギリスの仲間には、成虫で越冬する種もいます。
今日出会ったデカブツがそれ。褐色タイプのクビキリギス成虫でした。
越冬明けでまだ寝ぼけ状態なんでしょうか。
もっさりとした動作で、木立の下の草の繁みを移動していました。 動きが鈍い事を幸いに、接近写をゲット!。
とんがり頭にギョロ目、何とも異様な風貌ですね。
口元が赤いのもこの種の特徴。実はこの赤、要警戒信号なんです。
うっかりつかもうものなら、がぶっと噛み付いて、首がもげる迄離さないとか・・
見かけはもっさりでも、性格は凶暴。興味本位で手を出すのは厳禁の様です。
※4/7に都内で撮影
サービスショット ― 2019/04/08 20:52
終わりと始まりと・・ ― 2019/04/09 21:45
キザと地味目と・・ ― 2019/04/10 19:33
上方がオス、下方がメス。
記事にも書きましたが、オスの表翅の青紫色の美しさに感銘を覚えて写した一枚。
さて、翅がぴったり閉じているので、確認出来なかったメスの表翅は?・・ これは、別の日に撮影した単独行動中のメス。
翅を半開きにしていた為、表翅の色合いを確認する事が出来ました。
で、その色あいは・・オスのそれとは大きく印象が異なるものでした。
翅の殆どが地味な黒色で占められていました。
この違いから受ける印象は、キザで目立ちたがり屋のオス。地味で控えめなメス。
メスへのアピール効果を狙った、オスのファッションなんでしょうか。
何となくそんな気がして微笑ましく・・
※本日撮影の画像ではありません(上段:4/7、下段:4/9 に都内で撮影)