蜘蛛vs昆虫の・・2019/07/18 21:38

蛛vs昆虫の・・
小さなアリ。遠目には葉に止まっている様に見えたのですが接近してみるとこの通り。
葉上に張られた蜘蛛の網に掛かって身動きがとれない状態となっていました。
この網は、葉の表面から少し離れた位置に水平に張られたハンモックタイプ。
こうして見ても、うっすらとしかその存在が確認出来ません。
食料探しに夢中なアリ達が、うっかりその罠に掛かってしまうのも仕方ないかなと・・
ナガコガネグモの隠れ帯
こちらは、反対に網の存在がはっきりと認識できるケース。
ナガコガネグモが張った網ですが、白いギザギザパターンがとても目立っていました。
本来の網はほぼ透明に近いのに、なぜこんなにはっきりとした模様をつけるのか?。
首をかしげたくなりますが、このギザギザの呼称は”隠れ帯” とか・・
蜘蛛の存在を隠す為とも言われますが、逆に目立つんじゃないのと言う疑問も・・
蜘蛛の網に掛かったチョウトンボ
人の感覚と、獲物となる昆虫のそれにはかなりの差異があるのかも知れません。
これは、隠れ帯付きの大きな網に掛かってしまったチョウトンボ。
この網を張った蜘蛛にとっては、願ってもない大物の収穫だった筈です。
昆虫の数の増加と共に、蜘蛛vs昆虫のバトルが本格化しています。
目を背けたくなる光景も度々。でもこれが野に生きるもの達の現実なんですね。

※ 罠に掛かったアリは7/18に、他は7/15に、いずれも都内で撮影