食べ方もさまざま2019/07/31 19:56

食べ方もさまざま
植物の葉を食べる昆虫の数、極めて多し。
しかしそれぞれの食事法にはかなりの違いが認められます。
具体的に言うと、どこからどの様に食い進むのかと言う点にも大きな差違が・・
オンブバッタの場合は、こう。葉の端からではなく、内側に穴をあけるスタイルです。
まだ幼虫世代で、小柄なのに、ぽっかり空いた穴はかなり大きめ。
早く大きくなる為にモリモリ食べるぞ!って言う段階の様です。
これは、お腹がいっぱいになったので、一休みのシーンでしょうか。
穴ではなく薄膜が・・
オンブバッタの食事法は、単純明快で、ある意味、判りやすい。
でも、このニジュウヤホシテントウの場合は、かなり難解かも・・
無残に穴をあけられた様にも見えますが、実際はあいておらず薄膜が残っています。
葉の表層の緑色の部分をこそぎ落とす様に食べるのが、このテントウの食事法。
器用といえば器用だけど、葉っぱにとってのダメージは相当な物と推測出来ます。
ニジュウヤホシテントウ
クローズアップしてみるとこの通り。結構可愛いのですが、農業害虫としては一級品。
ナス科の植物に甚大な被害を与えるワルとして忌み嫌われています。
テントウムシの多くは、植物の敵アブラムシを退治する善玉。
でも、中にはこんなワルもいるところが昆虫世界の奥深さですね。

※本日撮影の画像ではありません(7/30と7/29に都内で撮影)

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