成功事例・4件2019/08/15 20:15

成功事例・4件
木立に響くセミ達の合唱音。夏の暑さを一層盛り上げる効果音となっています。
当人(?)達にとっては、良き伴侶を呼び寄せる為の懸命のアピール。
我こそはと言う感じで、大声になるのも止むを得ないかなぁと・・
そんなセミ達が随所に残した抜け殻。それを観察するのも今の時期の楽しみです。
まずはこれ。木の太幹に残る抜け殻。最も妥当な羽化場所選定例と言えそう。
しっかり安定しているし、羽化後はこのまま上に這い上がって鳴き始めればいいしね。
細枝で目にしたセミの抜け殻
これもよく目にする場所選定例。樹木の細枝で仰向けになっていた抜け殻です。
太幹に比べ、安定性ではイマイチだけど、外敵の目から逃れる上では有効かも・・
ツルの先でゆらゆらしていたセミの抜け殻
ちょっと首をひねりたくなったのが、これ。
ヒョロヒョロと伸びた草のつるの先っぽに残されていた抜け殻です。
ここに辿り着くまで大変だったろうし、羽化後も逆コースをユラユラ?・・
幹の間にあったセミの抜け殻
さすがにこれはないですね。2本の木の幹の間でユラユラ揺れていた抜け殻。
無事羽化を済ませた抜け殻が、風に飛ばされてこの蜘蛛の網に・・が真相みたい。
網を張った蜘蛛にとっては、こんなの食えるかって文句を言いたい気持ち?・・
以上4例の抜け殻は、みな羽化が無事終わったあとの痕跡です。
でも、中には脱皮がうまくいかず、そのまま息絶える例もあります。
人の目には、ちょっと変だなぁと映る物も、成功事例である事に間違いなし。

※8/15と8/14に都内で撮影