葉裏にも要注目! ― 2020/02/01 21:27
今日もそうしてみました。結果としては成果あり・・と言っても新鮮味は全く無し。
葉脈から吸汁中のルビーロウカイガラムシ。微動だにせず、ただ張り付いているだけ。
こんな生き方もあるんだなと感心する事しきり。それにしても退屈なやつだなぁと。 ヤツデの葉については、裏側にも要注目と言う事でひっくり返してみました。
結果的には収穫あり・・と言っても、こちらも、動きは全く無し。
ぶよぶよしたゲル状の塊の中に潜んでいた2匹の幼虫。
こちらもヤツデの葉の常連・ヤツデキジラミの幼虫です。 ぶよぶよの塊から抜け出し掛けている幼虫もいました。
ぽちっとした赤い目がチャーミングかなと・・
さて、ヤツデの葉裏を生育場所にするこの幼虫が成長した時の姿とは?・・ これです。去年12月3日に同じヤツデで撮影したヤツデキジラミの成虫。
食性は、ヤツデの葉からひたすら汁を吸い出す事。
一生を通じて、ヤツデの葉と縁が切れない暮らしぶりなんですね。
ヤツデの葉は大柄なので被害としては微少かもですが、鬱陶しい奴に違いありません。
※上段3枚は2/1に、最下段は昨年12/3に撮影し同日記事に掲載した画像の引用です。
テントウムシを見よ! ― 2020/02/02 20:58
春に向けての着実な一歩が踏み出された様にも・・ちょっと気が早過ぎでしょうか。 そうでもないよと言いたげなやつの姿が草地に・・
まだ枯葉が殆どを占める地表をせわしなく歩行するナナホシテントウ。
枯葉の裏で越冬中だったけど、明るい陽射しに誘われて、エンジンスタートの模様。
さて、目指す獲物アブラムシの所在は?・・さすがにちょっと厳しいかな・・ 一度掛かったエンジンは、そう簡単には止められない。
獲物を求めてのウォーキングは所構わずと言う感じでした。
目的地へのバイパスでしょうか。鉄柵の上を綱渡りの感じでセカセカ・・
そのパワフルさには脱帽でした。
こんな姿を目にすると、寒さに縮こまってばかりじゃダメだなと反省させられます。
寒さに負けそうな時には、テントウムシを見よ!って言う事かも・・
※2/2に都内で撮影
明日は立春だけど・・ ― 2020/02/03 20:25
春を象徴する野の花の一つ・タンポポも、地面スレスレでの開花が限界だったみたい。
蜜を求める昆虫たちの姿もなく、所在なさげな雰囲気が漂っていました。
ひょろっと伸びた茎の先で元気に花開く姿は、もう少し先までお預けの様です。 こちらは、花期も終盤に差し掛かったサザンカの花での昆虫接写。
まさに花粉まぶしの状態になった太っちょのハエです。
これだけ大量の花粉を媒介してくれるとは、花にとって願ってもない上客の筈。
可憐な花に不似合いなやつだなぁなんて、勝手に思ってはいけないんでしょうね。
※タンポポは2/3に、サザンカ+ハエは2/2に、いずれも都内で撮影
立春の日に・・ ― 2020/02/04 20:34
僅かにそれを感じさせてくれたのが、草むらで目にしたホトケノザの花。
春一番乗りで咲き始める野の花の面目躍如、シャキッとした姿で起立していました。
ここに蜜を求める昆虫の姿があれば、やったね!なんですが、そこ迄は無理でした。 蕾をびっしり付けたユキヤナギの枝には、本当の春はまだまだ先と言いたげな物が・・
去年の秋にハラビロカマキリ・雌が産み落とした卵のうです。
枝にしっかりと固定されており、産卵スキルの優秀さを今に伝えていました。
中に眠る幼体は、硬い殻に護られて、安心して誕生の時を迎えられそうです。 同じユキヤナギの木では、たった一輪だけですが、白い花の開花を確認出来ました。
枝一面に開いた白い花の様子を、雪になぞらえて付けられた名前が雪柳。
その迫力ある眺めへの第一歩が踏み出された事は間違いありません。
立春過ぎの安定した春の陽射しに期待ですね。
※2/4に都内で撮影
やむにやまれぬ・・ ― 2020/02/05 20:11
そこで度々目にするのがこんな光景、スズメ達の集団行動です。
くちばしを地面に向けてしきりに何かをやっています。
チュンチュンと言うさえずりも一切たてず、この作業に熱中している感じ。 地面をじーっと見つめ、狙いを定めて、それっと、ほじくり動作に移行。
この動作の目的は、地中に潜むミミズや昆虫の捕食と思われます。
食料が少ない今の時期には、困難さはあるにしても、これが最良の食事法らしい。
春到来を感じて、土中の虫が地上に姿を現す頃を指す言葉が、啓蟄(けいちつ)。
二十四節気のひとつで、2020年の啓蟄は3月5日だそうです。
その時迄、のんびりと待つわけには行かずに、積極行動に入った模様。
成果の程はどれ位か分かりませんが、やむにやまれぬ行動の様です。
どちらかと言うと昆虫側に味方したい私は、程々にねって言う気持ちなんですが・・
※2/5に都内で撮影