依然冬姿の木にて・・2020/02/25 19:48

依然冬姿の木にて・・
落葉樹の多くに緑が蘇る迄には、まだもう少し時間がかかりそう。
枝むき出しの寂しい冬姿で空に突き上がっています。
見るべき物など何もない退屈な眺めの様ですが、それでも良く目を凝らせば・・
例えばこれ。画像ほぼ中央に、散り忘れた枯葉の様にも見える物体がぽつんと・・
こう言う物を目にした時は、一応確認が必要と言う事で、ズームインしてみたら・・
ミノムシ
左に回り込んで確認した結果、枯葉の様に見えた物体の正体が明らかになりました。
小枝や繊維質などを寄せ集めて作られたミノガ(蛾)の幼虫の住処・ミノムシでした。
上端が枝にしっかりくくりつけられており、冬の強風を物ともしない頑丈な造りです。
このバリアの中でぐっすり安眠をして春の訪れに備えると言う図式ですね。
このミノムシ、以前は普通に目撃出来たのですが、最近は激減傾向にあるとか・・
そう言う点からは、貴重な体験を出来たかなと・・
枝に集団でつくイセリアカイガラムシ
一見退屈な冬木立ですが、思わぬお宝も・・そのもう一つの例がこれ。
と言っても、この木にとっては、とんだ迷惑者に取り憑かれたでしょうね。
小枝に、集団で群がったイセリアカイガラムシ。
豪州からの渡来種で、樹木を衰弱させる事にかけては一級の腕前の持ち主とか・・
それらが、こんなに集団を組んで・・樹々の冬越しも結構大変ですね。

※本日撮影の画像ではありません(2/24に都内で撮影)

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