甘い蜜に夢中な図・2点2020/03/14 18:31

甘い蜜に夢中な図・2点
ほぼ垂直に立ち上がった数本の柱(種子を内蔵)の中央に開いた小さな白い花。
春に咲く野の花の中では、かなり個性的な形をしたタネツケバナで目にした光景です。
障害物とも言える柱の間に体を突っ込んで吸蜜をしていたのは、小さなアブ。
あえて邪魔くさい形をして、吸蜜させる昆虫を選別する。
そんな意図がこの草にあるとすれば、このアブはウェルカムな存在なのかも・・
若葉の上で吸蜜するアリ
樹々がつける若葉の上で良く目にする光景がこれ。
ちょこまか動き回る筈のアリが、この様に、一点でじーっと静止したまま動きません。
一体何をしているの?って言う感じですが、これはアリと植物の相互依存関係の図。
葉の上に散らばる様に水滴状の濡れが確認出来ますが、これは葉が分泌した蜜の塊。
アリはそのひとつに口を付けて、今まさに甘い蜜の味を堪能中なんですね。
蜜を与える代償に、葉の大敵・害虫をアリに駆除させようと言うのが植物側の魂胆。
若葉萌える時期がスタート。蜜につられたアリを見る機会が増えて行きそうです。

※本日撮影の画像ではありません(3/13に都内で撮影)