それなりの効果あり?2020/03/28 20:58

それなりの効果あり?
重苦しい雰囲気が漂うこの春。しかし身近な自然は例年通りの変貌を見せています。
枯れ色に覆われていた草むらでも、目ざましい速さで若い緑の再生が進行中。
その主役のひとつが、小柄な薄紅色の花を咲かせるカラスノエンドウです。
この草が繁る所、必ずと言っていい位に姿を現すのが、大小様々なアリ達。
今日も、多数が葉から葉へ・・早足での移動を繰り返していました。
熱心に何かを探し回っている感じ。
花外蜜腺を品定め中のアリ
探し回っていたのは、甘い蜜を供給してくれる花外蜜腺でした。
葉の付け根あたりに点在する黒っぽい窪みが、それ。
しかし窪み全てが潤沢な蜜の供給源とはいかない様で、品定めが必要みたい。
このアリは、口吻を蜜腺に差し向けて、それを確認中でした。
結果としてはハズレだったみたいで、すぐに歩行を再開してしまいました。
花外蜜腺にとりつくアリ
こちらは、いい蜜腺にありつけて、やったね!の図。
若干無理っぽいポーズをとらなければなりませんが、それでも蜜の誘惑に勝てず。
カラスノエンドウがこの様に花以外の所に多数蜜腺を設けるのには、当然下心あり。
アリ達を多数徘徊させて、自らを食害する昆虫を退治して貰おうと言う魂胆らしい。
本当にその狙いが叶えられのかには、若干疑問が残りますが、それでも・・
毎年この光景が繰り返されていると言う事は、それなりの効果ありなんでしょうね。

※3/28に都内で撮影

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