見所がいっぱい2020/05/01 21:14

見所がいっぱい
穏やかに晴れ渡った空。新緑とのコントラストが目に鮮やかでした。
その空をバックに活発な動きを見せていたのは、ナミアゲハ。
ここに来て目撃頻度が急に増えてきた蝶。
産卵対象樹であるミカン科の若葉を求めての探索飛翔と思われます。
その期待を裏切らない程の若緑の繁茂。人の目にも心地よい季節に突入です。
カナメモチの赤い葉と白い花
若緑に染まる前に、葉がまず赤く色づく樹木もけっこう多い。
生垣などに多く見られるカナメモチもそのひとつ。
紅色の葉と白い花の組み合わせを楽しめるのも今の時期限定。
絵の具箱をひっくり返した様な色の競演。五月の自然観察は見所がいっぱいです。

※5/1に都内で撮影

不似合いな組み合わせ2020/05/02 20:41

不似合いな組み合わせ
野に咲く花の種類がめざましく増える時期が正に今。
それぞれが、それぞれの色・形で昆虫たちを誘っています。
これはジシバリの花でのフタホシヒラタアの吸蜜風景。
それほど小型ではないのですが、大柄な花との対比で随分小さく見えてしまいます。
シロツメクサで吸蜜するクマバチ
こちらは小さな花と大きなハチの組み合わせ。シロツメクサの花に来たクマバチです。
クマと呼ばれるくらいだから、その体は太っちょで大柄。
でも、このハチは、何故か、小さなこの花がお好みの様子。
体のゴツさもあり、乱暴者が、小さな花をいじめている様にしか見えません。
事実、このハチが去った後の花を見ると、花弁が無残に壊されている事も度々です。
迷惑者だけど、毛だらけの体で花粉を沢山媒介してくれればいいやと言う事かも・・
それにしても、不似合いな組み合わせですね。

※5/2に都内で撮影

大いなる活躍を・・2020/05/03 22:32

大いなる活躍を・・
緑色の葉をつけるナツミカンで目にした赤いギョロ目。二紋型のナミテントウでした。
ここにいる目的は、当然の事ながら好物のアブラムシ退治の筈。
アブラムシは様々な植物に寄生して害を及ぼす厄介者。
ミカン系の木にも専属(?)の種がいるらしい。その退治に勇躍登場と言う訳ですね。
テントウムシの幼虫
ナス科の敵・ニジュウヤホシテントウなんて言うワルもいますが、基本的には益虫。
いい季節を迎えて伸び盛りの植物にとっては、強力な援軍です。
その期待に応えて、幼虫も続々と登場中!・・
その姿がこれ。端的に言うと脚が生えてる毛虫と言う感じ。
これがあのころっとした、円満な形の成虫に?・・
何はともあれ、植物の為にも大いなる活躍を期待したいところではあります。

※5/2に都内で撮影

白い花が咲く頃2020/05/04 20:02

白い花が咲く頃
鬱陶しい雰囲気が漂い続ける今、咲き揃った白いキクに心洗われる気がしました。
(ノースポール)
ホソヒラタアブの吸蜜
小ぶりな花に似合う小ぶりなアブ。
しばらく品定めの飛翔を続けた後、これにしようと決めて、ふわりと着地。
ひとつの花に長くとどまって、丁寧な吸蜜を続けていました。
(ホソヒラタアブ)
アマナツミカンの花
アマナツミカンの木が咲かせるのも、肉厚な花弁を持つ白い花。
花粉をつけたシベがかはっきり露出していて、昆虫達に向けておいでおいで・・
白い花が咲く頃。
昆虫達にとって待ちに待った日々がいよいよスタートしました。

※5/3と5/4に都内で撮影

颯爽と泳ぐ・・2020/05/05 19:33

颯爽と泳ぐ・・
五月五日・子供の日。
清々しい風を受け颯爽と泳ぐ鯉のぼりが思い浮かびますが、今年に限っては・・
おさまる気配を見せない疫病の流行が本当に忌々しい。
これは2007年のちょうど今頃に撮影した山里の風景。
気持ちよさそうに泳いでいた鯉のぼり。今年も同様でしょうか。

※2007年5月8日に撮影