時の移ろいの・・2020/09/02 19:41

時の移ろいの・・
ごく限られた時間の中でしたが、通い慣れた観察地を歩きました。
そこにはセミの季節の終焉を告げる光景が随所に・・
思わず目を背けたくなったのがこのシーン。
オオカマキリ成虫によるアブラゼミの捕食でした。
まさに昆虫世界の主役交代を象徴する光景と言えそうです。
夏草に残されたセミの抜け殻
勢いを失い始めた夏草の葉には、セミの抜け殻がぽつんと・・
ピカピカの艶を保ったその姿が、時の移ろいの虚しさを象徴している様にも・・

※こちらも久しぶりの出番。ワイド単焦点コンパクト RICOH GR D IIでの撮影です。

※9/2に都内で撮影

猛暑の夏の・・2020/09/04 23:34

猛暑の夏の・・
夏の終わりの寂しさを感じさせるツクツクボウシの声だけが響く木立。
例年ならそう言う流れの筈なんですが、今年はやや趣が異なります。
アブラゼミやミンミンゼミの声を依然耳にすることが出来ます。
猛暑の夏の後遺症なんでしょうか。
幹に止まる2匹のアブラゼミ
太幹に止まる2匹のアブラゼミ。
この様子から察するに、次世代に生をつなぐ繁殖行動を企んでいた様にも・・
地上に這い出てきた目的は、この営みを成就させる事。
無事完遂する事を祈りたい気持ちで見つめました。

※9/4に都内で撮影

移り気な空の下2020/09/06 21:04

移り気な空の下
空の様子が目まぐるしく変化する一日でした。
これは、いよいよ秋本番だなぁと言う思いで見あげた空。
高空にかかるうろこ状の雲も、陽射しを邪魔するものではありませんでした。
暗雲がかかりはじめた
一変して重苦しい雲がかかり始めました。
長くは続きませんでしたが、細かい雨もポツポツと・・
オミナエシの花で吸蜜するハナアブ
移り気な空の下、秋の七草のひとつ・オミナエシの花が開き始めていました。
待ってましたと言わんばかりの様子だったのは、ハナアブの一種。
花の数が多いだけにこたえられないなぁの気分だったかも・・

※9/6に都内で撮影

せわしない昼下がり2020/09/07 20:55

せわしない昼下がり
遠くを通過中の大型台風の影響でしょうか。不安定な空がひろがりました。
霧雨状の細かい雨を降らせる雲が次々と湧き上がる、せわしない昼下がりでした。
ナミアゲハの吸蜜風景
雨の止み間をついて、花壇の花に来て忙しく吸蜜を繰り返していたのはナミアゲハ。
どこにも傷みの見られない翅は、成虫デビュー後間もない事の証でしょうか。
ランタナの花に止まるコアオハナムグリ
硬い殻をまとっているから、多少の雨は気にしない。
そんな感じで花に止まっていたのは、小型の甲虫・コアオハナムグリ。
小粒なランタナの花にジャストフィットな組み合わせと感じました。

※9/7に都内で撮影

隠れ上手2020/09/08 20:31

隠れ上手
派手な動きをしないので目立たないけど、目を凝らすと結構多数が生息しています。
そんなキャラクターを持つのが、ごくごく普通種のオンブバッタ。
秋遅くまで生息する息の長いバッタ。長寿の秘訣は隠れ上手と言う点にあるのかも・・
これは褐色タイプ。枯葉が積もった場所に逃げ込むと、この通り。
”ここでじっとしていれば大丈夫” って言う余裕の表情ですね。
緑色タイプが逃げ込む先は・・
緑色タイプが逃げ込んだ先は、ここ。
自分の体形・体色に近い細長い葉っぱで自信たっぷりの態度(?)・・
それなりに目立っていたけれど、気づかぬふりをしてあげるのがマナーでしょうね。

※9/8に都内で撮影