巧みに融け込む2020/11/18 20:18

巧みに融け込む
若緑が萌える春とは違い、枯れ色を含めた様々な色の混在が今の時期の草地の特徴。
そんな環境に巧みに溶け込むのが、今を生きる昆虫達に求められる特性でしょうか。
その一例がこのオオカマキリ・雌。
褐色+緑色の配色で、デカい割りには、周辺環境との見分けが付きにくい。
残された使命は、最適な場所を丹念に探し歩いて、立派な卵のうを産み付ける事。
目のいい野鳥の攻撃を避ける為にも、この巧みな塗り分けが効果的なんでしょうね。
とんがり頭の・・
草の陰からヌーっと顔を覗かせた、とんがり頭の変なやつ。
こちらは全身褐色で、冬枯れの野への対応バッチリと言う感じ。
クビキリギス
キリギリスの仲間のクビキリギス。
カマキリ達とは違い、成虫のまま冬を越せる耐寒性能抜群なやつ。
こうして緑が残っている環境にいると、それなりに目立ってしまうのは致し方ない所。
周囲が枯れ色一色に染まる時までは、忍びの術を駆使する必要がある様です。
そんなに待たなくても・・でしょうね。

※11/17に都内で撮影

コメント

トラックバック