いざとなったら・・2021/01/01 19:27

いざとなったら・・
願ってもない程の穏やかな晴天に恵まれた2021年元旦。
冬の間も活動を続けるアブ達にとっては、絶好の日向ぼっこ日和だった様です。
日当たりのいい葉っぱに止まって、のんびり翅休めをする姿を多く目にしました。
どの花にしようかな?・・
でも日向ぼっこばかりじゃ、厳しい寒さの冬を乗り越えてはいけない。
咲いている花を見れば、俄然やる気100パーセントモードにスイッチON!。
どれにしようかなと言う品定めにも熱が入っていました。
適度にのんびりしていて、いざとなったら全力集中。
新しい年の写真撮影もそんな感じで続けて行けたらと思っています。
2021年も、どうぞよろしくお願い致します。

※1/1に都内で撮影

例年より早く?・・2021/01/02 19:10

例年より早く?・・
都内からでも雪を頂いた富士山の姿を遠望出来る。
空気が澄み切った今の時期ならではの特典でしょうね。
池に張ったシャープな氷
観察地の池に張る氷もいよいよ本格的になって来ました。
水草の枯れ茎の根本から、放射状のシャープな線がきりりと・・
朝方の冷え込みがかなりの物だった事を物語っていました。
やっと出会えた小さなハエ
さて、お目当ての昆虫の姿は?と言うと・・
僅かに手応えを感じたものと言えば、葉上で日向ぼっこをしていた小さなハエだけ。
この冬は、閑散期が、例年より早く訪れた様にも感じられるのですが・・

※1/2に都内で撮影

最強の昆虫?・・2021/01/03 18:02

最強の昆虫?・・
縮れてヨレヨレになった葉を付けたヨモギ。
冬枯れ一歩手前に差し掛かった草むらの今を象徴する光景です。
やがて一面の枯れ色。自然観察にとっては、いよいよ厳しい時期に突入なんですが・・
テントウムシの蛹・孵化途中?・・
そんな中でも、良く目を凝らしたら、信じられない光景が目に飛び込んで来ました。
この場所で以前から注目していたナナホシテントウの蛹の今日の様子です。
葉にべったり張り付いていたのですが、今日はくいっと持ち上がっていました。
どうやら孵化しかかっている状態の様でした。
観察している間はこれ以上の変化は無しでしたが、その過程である事は間違いなし。
それにしても、この寒い時期に誕生しようとは・・ただただ驚嘆するばかり。
ナナホシテントウの繁殖行動
これは、去年の12月25日に同じ草地で目にしたナナホシテントウの繁殖行動です。
寒さの強まりなんか全然気にしない。そんなバイタリティーを感じさせる光景でした。
てんとう虫ってある意味最強の昆虫と言えるのかも・・

※1/3と去年12/25に都内で撮影

真冬のちゃっかり作戦2021/01/04 20:34

真冬のちゃっかり作戦
冬枯れが進む野、収穫は現役バリバリのナナホシテントウだけかと思ったのですが・・
思わぬ所にいました!・・と言ってもじっとして動かないやつでしたが。
詳細は下の画像で・・
ヨモギに薄紫色の花が?・・
葉っぱの端が赤く色づいたヨモギ。その中央部に薄紫色の花が咲いていました!。
と言う様に見えたのですが、調べてみたらある昆虫の仕業 ”虫えい"と判明しました。
ヨモギハベリマキフシ
その昆虫とはヨモギクダナシアブラムシ。虫えいの名前はヨモギハベリマキフシ。
葉っぱに寄生し、異常反応を起こさせて、幼虫の越冬に最適な居住空間を作らせる。
その中に潜んで、ヌクヌク気分で冬を乗り越えようと言う、ちゃっかり作戦ですね。
この他にも、草木の種類ごとに様々な虫えいが存在するそうです。
手持ち無沙汰な真冬ですが、それらを探してみるのも一興かも知れません。

※1/4に都内で撮影

落葉樹の樹下で・・2021/01/05 18:25

落葉樹の樹下で・・
大きな落葉樹の樹下の今の様子です。
自らが散らした落ち葉が、下草の緑を覆い隠すほど大量に降り積もっていました。
身軽になって厳しい寒さの冬を乗り越える。落葉樹の生活パターンがこの冬も・・
日向ぼっこ中のハエ
降り積もった落ち葉は、成虫で越冬する昆虫にとっては、絶好の日向ぼっこ場所です。
それを実践していたのがハエ。ボケていますが奥にも止まっていますので、計2匹。
曇りのち晴れ・・ほぼ同じポーズで、戻って来た陽射しの暖かさを享受していました。
息絶えていたカメムシ幼虫
黒っぽい体色のカメムシも同様と言う感じですが、事態を確認したら大違い。
指で触れて見ても全く動きません。既に息絶えて乾きかけた個体でした。
背中の翅が未熟な事から見て、成虫になりきれなかった幼虫と判断しました。
食糧である葉に張り付いたまま樹下に落ちた。何ともやりきれない成り行きだなと・・

※1/5に都内で撮影