いよいよ花盛りに・・2021/10/06 15:46

いよいよ花盛りに・・
秋の草地を彩る黄色。セイタカアワダチソウがいよいよ花盛りに近い状態に・・
これ迄は空に突き上がる姿ばかりでしたが、この様に横向きにうなだれた茎も多数。
花の重さに耐えきれずと言う事なんでしょうか。
食事中のキンケハラナガツチバチ
うなだれた茎の先っぽに、大型のハチ・キンケハラナガツチバチが止まっていました。
セイタカアワダチソウの花が咲くところ必ずと言って位に目にする、いわば常連客。
ご覧の通り、体全体に金色の繊毛がびっしり生えています。
当然の成り行きですが、その繊毛には黄色い花粉がたくさん付着する事になります。
花粉媒介役としては、まさにうってつけとも言える存在。
花としては、どうぞゆっくりしていってね!でしょうね。
品定め中の小さなアブ
どれにしようかな?って言う感じだったのは、小さな小さなアブ。
器用にホバリング(空中停止飛翔)をしながら、花を品定め中でした。
身が軽いから、こんなアクションはお手の物って言う感じ。
この先様々な昆虫がセイタカアワダチソウの花を目指してやって来ます。
当分の間、定番観察地として、目が離せないエリアになりそうです。

※10/6に都内で撮影

花から花へ・・2021/10/07 15:21

花から花へ・・
花盛りの時が間近に迫ったセイタカアワダチソウ。
蜜を求める蝶達にとっては、既にアイドル的な存在になっている様です。
重苦しい曇り空の下ですが、吸蜜にせいを出す蝶たちの動きが活発でした。
最も激しい動きを見せていたのが、このアオスジアゲハ。
花から花へ・・目まぐるしく伝い飛びしながらの吸蜜でした。
アオスジアゲハの求愛飛翔
アオスジアゲハにとって、食欲を満たすのも重要だけど、こちらの方も更に・・
メスとオスが繰り広げる、熱烈求愛のタンデム飛翔です。
重苦しい曇り空を引き裂くような感じで繰り広げられていました。
翅色はクールだけど、なんともホットな光景でした。
ユリオプスデージーで吸蜜するツマグロヒョウモン
こちらは、ユリオプスデージーの花に止まっていたツマグロヒョウモンです。
この蝶はセイタカアワダチソウでも見かけましたが、違う味を求めてと言う事かも・・
贅沢なグルメ気分を満喫中と言う事でしょうか。
蝶達にとっては、いよいよ待望の時期に突入した事は間違いありません。

※10/7に都内で撮影

これぞ秋の空!2021/10/08 15:11

これぞ秋の空!
昨晩は地震の大きな揺れで慌てましたが、一夜明けた今日は極めて穏やかな日和に・・
これぞ秋の空と言う感じの爽やかな風景を目にする事が出来ました。
ちょっとびっくりしたのは、木立からツクツクボウシの声が耳に届いた事。
これまでの記憶の中でも、最も遅い段階での視聴(?)体験と言えそうです。
さすがに、これにて打ち止めとなりそうな気がしますが・・
小さなアブの交尾シーン
強い陽射しに閉口して、木立の下の草むらに逃げ込みました。
そこで目にしたホットなシーンがこれ。
イヌタデ(アカマンマ)の葉上で交尾をするキタヒメヒラタアブのカップルです。
情熱を込めた光景の筈なんですが、感じる雰囲気はとってもクール。
そのギャップが、ちょっと面白いなぁと感じました。
茎が分岐してる?
別のイヌタデで目にした、かなり不思議な光景です。
茎からもう一本別の茎が分岐して伸びているのかなと思ったのですが・・
それにしては、ずいぶん真っ直ぐだなぁと・・
ちょっと疲れたシャクトリムシ
暫く観察していたら、こうなりました。ぴーんと伸び切っていた茎が曲線状態に・・
答えは簡単!。正体は一休み中のシャクトリムシ(蛾の幼虫)だったんですね。
伸び切った状態を長く続けるのは、かなり疲れる事みたい。
ご苦労さんだねぇと同情の気持ちが湧いて来ました。
でも、十分草の茎に見えるよと、声掛けしてあげないといけないのかも・・

※10/8に都内で撮影

ほんのり茜色に・・2021/10/09 15:13

ほんのり茜色に・・
早朝5時半ごろに見上げた東の空。
昇り始めた朝陽を浴びて、ほんのり茜色に染まる雲が浮かんでいました。
絶妙な、まがりくねりを見せるその姿、しばし見とれてしまいました。
夏の雲と秋の雲が混在していた
こちらは、昼・11時半ごろの空。
秋型の雲と夏型の雲が入り混じって、何とも複雑な様相を呈していました。
照りつける陽射しはかなり強めで、汗拭きタオルが必需品と言う感じ。
秋の気候がどっかり腰を腰を据える迄にはもう少し時間が掛かりそうですね。
翅休め中のムラサキツバメ
陽射しが降り注ぐ葉上で、翅を固く閉じて一休みをしていたムラサキツバメです。
今日は暑すぎて、活発な動きはやめといた方がいいかなって言う事かも・・
美しい紫色の表翅を目に出来るのは、季節がもう少し進まないとと言う事みたい。
そぐわない場所にいたウラギンシジミ
無味乾燥なアスファルト面に降り立っていたのは、真新しい翅を持つウラギンシジミ。
何度か位置替えをしましたが、この場所から離れません。
よく見ると、口吻(ストロー)をアスファルト面に差し向けていました。
何の為に?って言う感じでしたが、こうする必然性が絶対ある筈。
暑さによる体力消耗を防ぐ為、ミネラル分でも摂取しようと言う算段だったかも。
それにしてもしっくりこない光景だなぁと。季節の変わり目には止むを得ない事?。

※10/9に都内で撮影

秋の風物詩として・・2021/10/10 17:14

秋の風物詩として・・
秋は、やはりこれなくしては!・・そんな気持ちを抱かせるススキの現状です。
秋風を受けてしなやかに揺れる姿は、日本の秋の風物詩として欠かせない眺め。
今年も期待通りの姿を目に出来る時期に入りました。
競合外来種セイタカアワダチソウに負けないで!。そう声援を送りたい気持ちに・・
ニラの花で吸蜜する小さなアブ
自己主張は強くないけれど、野生化したニラの花も秋の風物詩として欠かせないもの。
今年も、道端の草地で可憐な白い花を多数咲かせ始めました。
その花に来て吸蜜をしていたのは、小さなヒメヒラタアブ。
シベを抱きかかえての吸蜜動作でした。正にお似合いの組み合わせだなぁと・・
イセリアカイガラムシを駆除するべダリアテントウ
こちらは、お似合いの組み合わせではなくて、敵対する両者の組み合わせです。
筋が入った白い物体は植物の敵・イセリアカイガラムシ。
赤と黒のツートーンカラーの甲虫はベダリアテントウ。
憎き植物の敵を駆除させるために、人為的に移入されたテントウムシとか。
これは、期待された任務を、いままさに実行中の一コマと言うわけ。
舞台となっているユキヤナギにとっては、”よろしくお願いします” でしょうね。

※10/10に都内で撮影