へんなもの!2022/05/01 13:04

へんなもの!
スカッとした晴天で五月がスタートと言いたい所ですが、残念ながら・・
重苦しい曇り空が拡がり、時折細かい雨も降るあいにくの空模様に・・
と言うわけで、過日撮影分から、ちょっとヘンテコな画像を2点。
これは、砂利が敷き詰められた公園の歩道脇で目にした光景です。
薄茶色のこんもりとした円形突起の中央に黒い穴がポチッと・・
勤勉なアリが作った巣穴です。あの小さな体で良くこんなに大きな建造物を!・・
通行人に踏み壊されない事を祈りたい気持ちに・・
ハマキガの仕業?・・
柔らかそうな樹々の若葉で良く目にするのがこれ。くるっと巻かれた円筒形。
葉っぱがしおれてこうなったのではなく、実はこれも昆虫のしわざ。
中に幼虫が潜んで成虫になる迄の日々を過ごす、いわばユリカゴです。
葉っぱにとっては、迷惑極まりないシロモノ。
やがて這い出てくる幼虫が、葉っぱをムシャムシャ食べるなんて事もありそうだし・・
いいように利用される若葉。つくづく気の毒だなぁと・・
※ハマキガ(蛾)の幼虫と推定。

※4/29に都内で撮影

青空が戻って・・2022/05/02 14:32

青空が戻って・・
天気が好転し、五月らしい青空が戻ってきました。
新緑の葉をつける樹木もイキイキ。絶妙のコラボぶりを見せていました。
ハルジオンの花で吸蜜するモンシロチョウ
草むらは新緑の季節。野の花も咲き揃い昆虫達に向けてオイデオイデ!。
そのお誘いに応える感じ。蝶達の活発な動きを目にする事が出来ました。
ハルジオンの花で吸蜜を繰り返していたのはモンシロチョウ。
どこにも傷みの見られない翅は、デビュー後間もない事のあかしです。
シロツメクサで吸蜜するアオスジアゲハ
アオスジアゲハは、シロツメクサの花にぞっこんの様子でした。
花の数が多いので、いくら吸っても吸いきれない嬉しい状況かも・・
パワー全開の激しい吸蜜アクションでした。
アカツメクサを食べるヤブキリ幼虫
アカツメクサの花に張り付いてムシャムシャ食べていたのは、ヤブキリ幼虫。
いわば壊し屋。花にとっては、いまいち歓迎出来ない来客と言えるでしょうか。
でも、今の時期、たくさんいるんですよね、草むらに・・

※5/2に都内で撮影

手応え十分な・・2022/05/03 15:05

手応え十分な・・
ゴールデンウィークにふさわしい爽やかな青空がひろがりました。
その空をすーっと横切っていったのは、アオスジアゲハ。
美味しい花の蜜を求めて、次のポイントに移動中だった様です。
手応え十分な時期に入ってウハウハ気分なんでしょうね。
アカツメクサにいたマルカメムシ
草むらに目を落としてみたら、こちらも食欲全開のシーンが・・
アカツメクサに止まっていたマルカメムシ二匹。
花びらがびっしり!。食欲を満たすには絶好のロケーションと言う事みたい。
クビキリギスの赤い口
草の茎に止まっていた迫力溢れる昆虫。
真っ赤に染まった口器が特徴のクビキリギスです。
キリギリスの仲間の現状は、まだ幼虫世代なんですが、こちらは立派な成虫。
貫禄十分なこの姿のまま越冬をして、いわば時期外れの存在感を見せているわけ。
エライねなんて、気やすく手を出すのは禁物!。
この凄い口で噛みつき、首がもげるまで放さないとか。だから名前が首切り!。
のどかな五月の草むらにも、恐ろしいやつがいるんですね。要注意!。

※5/3に都内で撮影

絶対手を出すな!・・2022/05/04 15:39

絶対手を出すな!・・
みどりの日に因んで、樹々の葉の新緑をと思ったのですが・・
純粋に緑に染まってと言う眺めばかりではありません。
その一例がこれ。紅色が混じって賑やかな雰囲気を漂わすハナミズキの葉。
それ程時を置かずに全て緑色に・・まさに今の時期限定の眺めです。
緑の草の守護神・ナナホシテントウ
草むらも、枯れ色から若緑への変貌を急速に進めています。
その緑色と好対照をなすのがナナホシテントウの紅色。
視覚的な好感度と言う点ではかなりいい線をいっている様に思えます。
でもよく見ると、アブラムシをくわえていたりして、かなり残虐感も・・
しかし、アブラムシは、若緑色の草に被害を及ぼす迷惑もの。
その退治に奮闘中と言う事は、緑の草の守護神と言っていいのかも・・
凶暴なアカサシガメ
これも好感度が高い紅色?・・ではなくて真逆です。その名はアカサシガメ。
凶暴性が高い肉食性のカメムシで、他の昆虫を捕獲して体液を吸うらしい。
不用意に触ったりすると、人の肌に対しても、鋭い口吻をブチュっと・・
この紅色には絶対手を出すな!ですね。

※5/4に都内で撮影

スーパーなお子様達2022/05/05 15:47

スーパーなお子様達
スクスクと元気に育て!の願いを込めたこどもの日。
それにふさわしい明るい晴れ空が拡がりました。
その空の下で目にしたのは、昆虫世界のこどもたちの元気な姿。
これは、ハルジオンの花をムシャムシャ食べていたヤブキリの幼虫です。
花にとっては、とんだ災難!。
ナミアゲハの幼虫、やがて猛食!
アマナツミカンの若葉で目にしたのは、ナミアゲハ(蝶)の幼虫。
今はこの姿勢で沈黙を保っていますが、成長につれて凄い勢いでムシャムシャ。
悲惨な姿に変わり果てた葉っぱを目にする日もそんなに先の事ではない筈です。
細い糸で吊り下がったイモムシ
細い糸で枝から吊り下がっていたイモムシ。若葉の頃によく目にする光景です。
フラフラして不安定な状態。外敵から身を護る上での有効な姿なんでしょうね。
親から教えられる事もなく、それを着実に実行する!。
まさにスーパーな能力を身につけたお子様と言えそうです。

※5/5に都内で撮影