色変わりする野で・・ ― 2022/05/06 14:49
若緑色に圧倒されて、水草の枯れ色の存在感がどんどん薄れている感じ。
やがて倒れきって、トンボ達が忙しく飛び交う若緑一色の繁みに変身する筈。
それほど時をおかずに・・でしょうね。 草むらも若緑の季節。すくすくと育ち始めた野草を目にするのですが・・
待ってましたとばかりに、活動を始めた迷惑者の姿も多く目にします。
それは若草に集合したアブラムシ達。汁を吸って草を弱らせる悪者です。
このアリは、その退治にやってきた様に見えますが、実態は真逆。
アブラムシのお尻から出る甘い汁のご相伴に預かっている光景です。
その代償としてアブラムシを狙う昆虫を退治する役目を担っているらしい。
アリと言えば賢い働き者と言うイメージですが、こんな悪事も働くんですね。 こちらは善玉!。ユキヤナギの若葉に止まっていたキイロテントウです。
この種は、植物を弱らせる菌を退治する、生きている農薬と言える存在とか。
若緑の守護神として、いよいよ活動を始めたんですね。
若葉たちの ”よろしくお願いします” って言う声が聞こえて来そう。
※5/6に都内で撮影
冴えない空の下・・ ― 2022/05/07 14:48
時折細かい雨が降る、梅雨時を思わせる様な空模様になりました。
晴れた日には、鮮やかな彩りを見せる樹々の若葉も全く印象違い。
新緑の美しさは、やはり明るい陽射しがあってこそなんだなぁと・・ 晴れた日には活発に動き回るテントウムシも、葉上でひっそり。
こんな日は食欲の方もいまいちで動く気になれないんでしょうね。
食べられる立場のアブラムシにとってはラッキーな日和?・・ サナギもひっそり。
初夏に向けて活発化する昆虫の世界ですが、あいにくの空は強力なブレーキ役!。
観察者としても、スカッとした晴天よ戻れ!の想いは同じくでした。
※5/7に都内で撮影
早くどいてよ! ― 2022/05/08 14:53
器用にホバリング(空中停止飛翔)をしながら、花を品定め中?・・
(シマアシブトハナアブ) 引いたアングルで見ると、この通り。
先客が既に吸蜜中の花を、遠巻きに眺めている様子でした。
”早くどいてよ!” と焦れていた様にも見えました。
花は多数でも、蜜を沢山吸わせてくれる花は限られているのかも・・
アブの鋭い視線でウォッチすれば、それが一目瞭然なんでしょうね。
いっこうに諦める気配を見せず、ホバリングを続けていました。 これは、別のハルジオンにへばりついていたコアオハナムグリ。
アブ達の様に心優しい食事方法ではなく、花をガリガリかじる狼藉ぶり。
花粉を媒介してくれるのは有り難いけど、微妙な立場の訪問客かも・・
※5/8に都内で撮影
冴えない空の下・・ ― 2022/05/09 15:52
時折細かい雨も降る生憎の空模様になりました。
そんな空の下、鮮やかさが際立っていたのは薄紅色のタニウツギの花。
真打ちとも言えるアジサイの花が開くのは、まだだいぶ先の事。
それまでは、立派に代役をつとめてくれそうです。 冴えない空の下、葉上にいたナミテントウの鮮やかさが際立っていました。
この種の特徴は様々なバリエーションをもつ斑紋。
今日見たこれは、黒点の数で言うとトップレベルでしょうか。
見た目は十分派手。アブラムシを捕獲する能力もそれに見合って凄いんだよ!。
でも今日みたいな日は調子がイマイチ?。この態勢でじーっと固まっていました。
※5/9に都内で撮影