師走は冴えない空で・・2022/12/01 13:28

師走は冴えない空で・・
師走は、時折細かい雨も降る冴えない曇り空でスタートしました。
視線を足元に落としたらこんな光景が目に飛び込んできました。
樹木の枯れ落ち葉の上に、派手な紅色の花びらが・・
サザンカですね。つい最近咲き始めたのですが、もう散り始めたの?って・・
心配ご無用。見上げる枝では、まだ沢山の花が開いていました。
次から次へとって言う、早いピッチでの咲き方みたいですね。
テントウムシはそれなりに元気
野に咲く花の数は、減少の一途と言う感じです。
そんな中、それなりの数を確認できるのが、黄色いコセンダングサの花。
その花に顔を潜らせて食事中だったのは、ダンダラテントウでした。
花につく迷惑もの・アブラムシ退治に奮闘中!。
花にとっては、頼りになるガード役・よろしくお願いします!でしょうね。
元気喪失のウラナミシジミ
テントウムシは、空模様に関わらずそれなりに元気だけど、蝶達はダメみたい。
晴れた日に活発に飛び回るウラナミシジミも、今日はこんな状態でした。
草の葉に止まってじーっと動かず。おいおい横倒しかい?って・・
翅は完全無欠の綺麗な状態。まだまだイケそうな気がするのですが・・
晴れ空が戻れば見違える程に・・そんな展開を望みたい気持ちになりました。

※12/1に都内で撮影

厳しい寒さの中でも・・2022/12/02 13:27

厳しい寒さの中でも・・
陽射しを大きく邪魔する雲は掛からず。まずまずの晴天に恵まれました。
しかし気温の方は?・・さすがに12月。底冷えと言う表現がぴったりの寒さでした。
吸蜜に励むアブ
野に咲く花の数も少なくなりましたが、センダングサの花は依然健在!。
昆虫達にとっては、なによりの有難い存在と言えそうです。
これは、翅を激しく震わせながら吸蜜を繰り返していたアブ。
まさに軽技的な食事法だなぁと見入ってしまいました。
花粉がべったり!
さすがに疲れたのでしょうか、近くの蕾に止まって一休み。
顔面や前脚には、黄色い花粉がべったり付着していました。
花粉媒介役としての責務は完璧に果たせそうですね。
厳しい寒さの中でも、うるわしきパートナー関係はバッチリな様でした。

※12/2に都内で撮影

秋の名残に出会う2022/12/03 14:03

秋の名残に出会う
寂しい冬景色への変身が足早に進む草むら。
しかし良く目を凝らすと、秋の名残とも言える光景に出会う事が可能です。
枯れ草に止まって日向ぼっこ中だったのはアキアカネのオス。
現役時代そのままの鮮やかな紅色。この分だとまだまだいけそうかなぁ・・
アキアカネのメス
近くでは、地味な色合いのメスの姿も確認出来ました。
次世代に命をつなぐ産卵も無事終わり、のんびり余生を過ごす日々らしい。
意地悪な寒風よ吹くな!そんな気持ちを抱かせる二頭との出会いでした。
オオカマキリの卵のう
ユキヤナギの枝で目にしたのは、下膨れ形状のオオカマキリの卵のう。
複数の枝にまたがって、ガッチリ産み付けられていました。
このぶんだと、中に眠る新しい生命は安心して孵化の時を迎えられそう。
懸念点は、眼力抜群の野鳥達の目に止まらないかなと言う事。
鋭いくちばしで無残に壊された姿だけは目にしたくないなぁと・・

※12/3に都内で撮影

冬景色が完成2022/12/04 14:00

冬景色が完成
夏から秋にかけてトンボ達が忙しく飛び交った水面も、いまは静寂の極み。
カラカラに乾いた水草の枯れ葉が映る水面。寂しい冬景色が完成です。
水中には来季にデビューを果たすトンボ達の幼い命が眠っている筈。
その無事を祈る気持ちで、水面を見つめました。
手持ち無沙汰なジョロウグモ
気温の低下に伴い、昆虫の姿を見かける機会が激減しています。
手持ち無沙汰な想いは、このジョロウグモも同じでしょうね。
頑張って大きな網を張っているのですが、かかっている獲物はゼロでした。
まさに待ちくたびれて・・店じまいの時が間近に迫っているのかも・・
サザンカの花で吸蜜する小さなアブ
サザンカの花で吸蜜中のホソヒラタアブ。花との対比で、小ささが際立っていました。
その小ささのおかげで、寒さの影響を受けにくいのかも。
花粉媒介を期待する冬の花にとっては、大事な大事なお客様と言えそう。
よろしくお願いしますの心境でしょうね。その期待に応えて頑張らないとね!。

※12/4に都内で撮影

あいにくの空模様に・・2022/12/05 13:50

あいにくの空模様に・・
重苦しい雲が掛かり、時折細かい雨も降るあいにくの空模様になりました。
もう少し気温が下がれば小雪が散らつきそうな雰囲気さえ・・
タンポポも今日はここまで
少数ながら開花する姿を見せてくれるタンポポも、今日はここ迄が限界みたい。
この開き方では、蜜を求める昆虫達もなす術がありません。
時期外れとも言える開花には、この様な苦労が付きまとう様ですね。
らしくない姿のナナホシテントウ
ナナホシテントウも、アブラムシ退治の意欲が全然湧いてこない様子。
草の葉上でじーっと固まっていました。
成虫での越冬も可能な種。寒さに慣れる迄には、もう少し時間が掛かりそうですね。

※12/5に都内で撮影