とっくにバレバレ ― 2023/06/13 14:39
気温もグーンと上昇して、梅雨明けだなぁと勘違いしそうな雰囲気さえ・・
さすがに気が早すぎでしょうね。 強い陽射しを避けて、日陰に逃げ込む昆虫をいくつか目にしました。
パンダ模様のオジロアシナガゾウムシもそのひとつ。
よく見ると体表面が細かい毛(?)で覆われています。
保温効果あり?・・直射日光を浴びるのは苦手なのかも知れませんね。 トホシテントウも日陰の葉っぱに退避中。
お陰で、その姿をじっくり観察出来ました。
よく見ると、前部中央の斑紋って、ハートマークそのもの。でも、実像は・・
テントウムシの中では珍しく、植物の葉に食害を与える存在です。
その素性を隠すためのカムフラージュでしょうか。
でも、とっくにバレバレだよ。
※6/13に都内で撮影
もう少し先でいい・・ ― 2023/06/10 16:10
梅雨前線もいよいよ本気を出してきたのでしょうか。
もう少し先でいいんですけどね。 冴えない空の下でも、昆虫達の食欲は一向に衰えを見せず。
繁り始めた草の葉上では、そんな光景を多く目にしました。
これは、クズの葉上で目にしたクズクビボソハムシの交尾シーン。
大きな方がメス。背中に乗ったオスとの体格差が歴然です。
丈夫な卵をたくさん産み落とす為に、沢山食べて体力を付けておかなくちゃ!・・
この後、穴の数がさらに増える事は間違いなし。 ナナホシテントウが、好物のアブラムシを求めて忙しく移動中でした。
この様に、逆転姿勢になっても、歩行スピードはダウンせず。
草むらの緑を護るガード役としての活動。いよいよ多忙期に入った様ですね。
実に頼もしい!。
※SONY α6000/18-55mm OSS
※6/10に都内で撮影
名前どおりの・・ ― 2023/06/03 14:45
暗い雨空の下・・ ― 2023/05/15 14:00
季節の変わり目に見られる、不安定な空模様と諦めるしかないのでしょうか。
そんな気持ちを癒してくれる爽やかな薄紫色。
いま観察地で多く目にするハマダイコンの花です。
自己主張は強くないけれど、いまの時季を象徴する野の花と言えそうです。 暗い雨空の下、ハルジオンの花もいまひとつ元気が出ない様子でした。
空模様のせいだけではなく、茎にびっしり寄生したアブラムシによる被害かも・・
そんな花を救助する為に、馳せ参じていたのがナナホシテントウ。
我こそ正義の味方なり!と大活躍の筈ですが、背中に雨粒を宿したままじーっと!。
こんな雨空の下では、”イマイチ元気が出ないよ” なのかも・・ いっぽう元気な姿を見せていたのが、一回り小さな体形のカメノコテントウでした。
小さな体を活かしてチョコマカ・チョコマカ・・まさに機動力のかたまりと言う感じ。
でも、この草には、お目当てのアブラムシがさっぱり。
たまには、こんなドジを踏むこともあるみたい。
雨が強まる前に、別の草に場所替えしないと・・かな。
※5/15に都内で撮影
雨が降る前に・・ ― 2023/05/14 12:51
道端のアジサイにとっては、待ちに待った展開と言えそうです。
個体差はありますが、この様に、色づきがかなり進んだものも・・
この先一気に!と言う流れでしょうね。 草むらの昆虫達にとって、雨降りは望ましからざる展開の筈。
雨が降る前に精一杯食べておかなくちゃ!。
ヒルガオの花に止まっていたキリギリス幼虫はそんな想いだったかも・・
さぁ、かじるぞ!って言う意欲が、そのポーズに現れていました。
花にとっては、まさにガクブルの状況ですね。 細長い草の葉上で目にしたナナホシテントウのサナギです。
すっくと立ち上がった姿勢は、孵化の時が間近に迫っている証と思われます。
野草達にとっては、天敵アブラムシを退治してくれる頼もしい存在。
雨が降り始める前に、成虫への変身プロセスが無事完了すればいいのですが・・
※5/14に都内で撮影