春の訪れ? ― 2012/11/19 23:12
そんな錯覚を覚えるシーンに出くわしました。
早春の花・ホトケノザが結構元気に咲きそろっていました。 ナズナ(ペンペングサ)も、ひょろっと顔見せしていました。
一瞬あれっ!って思う光景だけど、これは今の時期によくあること。
これら試し咲き(?)の春の花たちは、この先一旦姿を消してしまいます。
春風に誘われて本格的に花開く迄には、まだまだ長い時間が必要です。 多くの草は花咲くどころか、既に深い冬の眠りの中。
ロゼット状の根生葉になって、地べたにべったりと張り付いています。
冷たい北風を除け、乏しい陽射しを目一杯浴びる為の必然的な形。
野草の逞しい生命力を象徴する姿です。(メマツヨイグサのロゼット) タンポポの生命力には目を見張ります。冬の間も、草むらの所々で花開きます。
ここの所の冷え込みなんてまだまだ甘い。今日も大きく開いて虫を誘っていました。
誘いに乗ってやって来たのはヒラタアブの一種。このアブも寒さに負けないタフな奴。
この組み合わせ、この先も度々目にすることになりそうです。
※11/19に都内で撮影