そこにいる目的は様々・・2019/10/20 22:16

そこにいる目的は様々・・
秋の野草の中では最もデラックスな(?)雰囲気を漂わすキンエノコロ。
黄金色の穂が、秋の陽を浴びて輝いていました。
その細茎を上へ下へと忙しく動き回っていたのは、野草達の救世主ナナホシテントウ。
野草にとっての大敵・アブラムシ退治に超多忙な日々をおくっている様です。
キンエノコロの穂で休むベニシジミ
秋の野の花が賑やかに顔を揃えた今の時期、蜜を求める蝶達も大忙し。
このベニシジミは、吸蜜の合間の休憩場所としてキンエノコロを活用していたみたい。
びっしり密集した繊毛にふわっと止まって一休み。
小型で身軽な蝶ならではの翅休めシーンでした。
コセンダングサの花にとまるキタキチョウ
いっぽう、このキタキチョウはバッチリお仕事中。
コセンダングサの花に止まり、いざっ!吸蜜のポーズをとっていました。
いかにもお似合いの組み合わせですが、こんな穏和な雰囲気のシーンも今のうち。
この草は、やがて、鋭いトゲを持つ凶暴な姿の果実(引っ付き虫)を実らせます。
ズボンなどに引っ付かれると、肌にチクチクと痛い厄介者。
草むら観察者にとっては有り難くない変貌ぶりですが、そんな時期ももうすぐ・・

※ベニシジミのみ10/19に、他は10/20に、いずれも都内で撮影

捕食者たちは今・・2019/10/15 19:43

捕食者たちは今・・
秋の草の穂先を行ったり来たり・・ナナホシテントウが忙しく動き回っていました。
その目的は、草の穂先に付いた迷惑者・アブラムシの退治ですね。
草にとっては頼もしい援軍登場と言う場面でしょうか。でも、1匹だけではねぇ・・
ぐったりしてたオオカマキリ
他の昆虫を捕らえて食べる捕食者と呼ばれる昆虫の中でも、カマキリの技はダントツ。
特大のカマを振り回して、鮮やかなハンティングぶりを披露しています。
暑さに息を潜めていた昆虫世界に賑わいが戻って来た今は、超多忙期と言えそう。
で、こんなポーズを見せる事も・・”疲れたわぁ” って言う感じでぐったり。
ここは、持ち前のファイティングスピリットを復活させて、もう一仕事!・・
(オオカマキリ成虫)

※10/15(テントウ)と10/13(オオカマキリ)に、いずれも都内で撮影

ごくごく普通種 & 超珍種2019/08/21 19:45

ごくごく普通種 & 超珍種
ごくごく普通種で、見飽きる程に目撃機会が多い昆虫と言えば、まずこれ。
好物のアブラムシを求めて草から草へ、ちょこまかと動き回るナナホシテントウです。
でも、こんな普通種も、酷暑の時期には出会いの機会がめっきり減ってしまいます。
今年もその通りだったのですが、今日、健在ぶりを確認する事が出来ました。
長く続いた熱帯夜も一休み。そんな季節の変化を察知しての表舞台再登場かも・・
擬似的高原風景・カブトムシ
一方こちらは見飽きるどころではなく、この観察地では超珍種と言う位置付け。
枯葉が敷き詰められた樹下の地表を這っていたカブトムシです。
何とも絵にならないシチュエーションだったので、近くの木の太幹に移して一枚。
と、言う事で、イカサマな高原風景が出来上がったと言う次第。
それにしても、君はどうしてここにいるの?って言う疑問がふつふつと・・
推測する所、飼われていた物が逃げ出した?、或いは、手におえず逃した?・・
残り少なくなりましたが、依然、夏休み中ですからね。

※8/21(ナナホシテントウ)と、8/19(カブトムシ)に、いずれも都内で撮影

食べ方もさまざま2019/07/31 19:56

食べ方もさまざま
植物の葉を食べる昆虫の数、極めて多し。
しかしそれぞれの食事法にはかなりの違いが認められます。
具体的に言うと、どこからどの様に食い進むのかと言う点にも大きな差違が・・
オンブバッタの場合は、こう。葉の端からではなく、内側に穴をあけるスタイルです。
まだ幼虫世代で、小柄なのに、ぽっかり空いた穴はかなり大きめ。
早く大きくなる為にモリモリ食べるぞ!って言う段階の様です。
これは、お腹がいっぱいになったので、一休みのシーンでしょうか。
穴ではなく薄膜が・・
オンブバッタの食事法は、単純明快で、ある意味、判りやすい。
でも、このニジュウヤホシテントウの場合は、かなり難解かも・・
無残に穴をあけられた様にも見えますが、実際はあいておらず薄膜が残っています。
葉の表層の緑色の部分をこそぎ落とす様に食べるのが、このテントウの食事法。
器用といえば器用だけど、葉っぱにとってのダメージは相当な物と推測出来ます。
ニジュウヤホシテントウ
クローズアップしてみるとこの通り。結構可愛いのですが、農業害虫としては一級品。
ナス科の植物に甚大な被害を与えるワルとして忌み嫌われています。
テントウムシの多くは、植物の敵アブラムシを退治する善玉。
でも、中にはこんなワルもいるところが昆虫世界の奥深さですね。

※本日撮影の画像ではありません(7/30と7/29に都内で撮影)

息切れのアジサイで・・2019/07/13 20:38

息切れのアジサイで・・
梅雨らしい天気の連続で、旬の花アジサイの見頃も例年より長く続いた感じ。
しかし、7月も中旬。さすがに息切れの時がやって来た様です。
中央部に密集する本当の花を取り囲む様に開いていた装飾花も、今はご覧の通り。
揃っておじきをする姿を多く見かける様になりました。
まさに力尽きてぐったりと言う感じですね。
(ガクアジサイ)
枯れてしまったガクアジサイの装飾花
中には、この様な悲惨な姿を見せる物も・・
カラカラに乾いた枯れ色。鮮やかさで目をひいた最盛期の面影は全くありません。
アジサイの季節も終わったなぁと感じざるを得ない光景なんですが・・
アジサイの葉にいたムーアシロホシテントウ
花は終わっても、葉っぱは元気いっぱいで残る。それがアジサイの特徴です。
旺盛な繁り具合で、公園の緑化に多大なる貢献をしている様に感じます。
そして、その緑に惹かれてやってくる昆虫達には、絶好の活動の場を提供します。
今日最初に目にしたのはこれ。オレンジ色に白い斑点が特徴のテントウムシ。
植物の敵・うどんこ病菌を退治する事で知られるムーアシロホシテントウです。
小さいながら、公園の緑を護る頼もしいガード役。
声援を送りたい所ですが、お尻に翅をしまい忘れてるドジさが、ちょっとね・・
クサカゲロウの幼虫
ヘンテコリンの奴もやって来ます。そのひとつがこれ・・
・・って言っても、単なるゴミじゃないの?と言う感じもしますが・・
実は、このゴミの塊の中には、ある種昆虫の幼虫が潜んでいます。
それはクサカゲロウ。成虫は、透明に近い翅を持つか弱そうな昆虫です。
幼虫は細長い形をしていますが、正体を隠す為にゴミを集めて渾身のカムフラージュ。
ちなみに、画像左側が頭部、踏ん張ってる細い脚も確認出来ます。
なお。この幼虫の食料は、植物の敵・アブラムシ等の小昆虫とか・・
変な奴だけど、アジサイの葉にとっては、ウェルカムな訪問客なのかもしれません。

※7/13に都内で撮影