生暖かい風が・・2018/06/27 21:36

生暖かい風が・・
南から吹く生暖かい風が、夏本番近しを告げている様に感じられた一日。
そんな季節の進展に乗り遅れまいとする幼い命の姿を、随所で目にしました。
例えばこれ。脚や触覚の長さがアンバランスに感じられる緑色の幼虫。
ツユムシの仲間・ヒメクダマキモドキの若齢幼虫です。
この種の成虫は、夏のずーっと先、秋の終盤まで長く生存し続けます。
今の時点では、まだそんなに焦る事はないさ・・って言う事でしょうか。
それにしても、この小ささで、本当に間に合うのかなぁ・・
尺取り虫移動中
別の葉っぱの上では、独特なアクションで移動中のこんなチビの姿が・・
いわゆる尺取り虫・蛾の仲間の幼虫と思われます。
この幼虫が、成虫になってからの生存期間がどれ位なのかは分かりません。
クニャクニャ運動の激しさから推測して、そんなにのんびりしていられないのかも・・
おいしい葉っぱをいっぱい食べて、早く成虫にならないとね・・

※6/27に都内で撮影

意図的に動かない2018/04/27 21:04

意図的に動かない
緑溢れる場所を歩くと、こちらの気配を察知してピンピンと飛び跳ねるものあり。
もう少し経つとバッタの仲間がそれに該当しますが、今の時期は、ズバリこれ。
若緑色の環境に巧みに紛れる体色のヨコバイの仲間たちです。
なりは小さくても跳躍力はかなりのもの。接近しての撮影を中々許してくれません。
ヨコバイの顔面
でも、たまには、ぼーっとしているのに出会う事も・・
これ幸いと、顔面クローズアップを一枚。なるほど、こんな顔だったのかぁ・・
つぶらな瞳の可愛い子かどうかは微妙ですが、小さいなりにそれなりの迫力あり。
それにしても、なんで、ぼーっとしてたんでしょうね。
植物の汁を吸いすぎて満腹、思うように動けなかったのかも・・
シャクガの幼虫伸びきる
こちらは、意図的に動かないものの一例です。
エノキの幼木の若葉に止まっていたシャクガの仲間の幼虫・シャクトリムシ。
ぴーんと伸びきって、我は小枝の切れ端なりって言うアピールらしい。
でも良く見るとお尻から出した白い糸で体を固定していますので、素性がバレバレ。
体をぴーんと伸ばすのは得意でも、やはりこうしないとフラフラ安定しない様です。
さて、こうして一休みした後は、葉っぱのムシャムシャ食いを再開でしょうか。
葉っぱにとっては、ほんと、嫌な奴に取り憑かれたもんですね。

※4/27に都内で撮影

飛び者たちの春2018/03/13 20:58

飛び者たちの春
明るい陽射しのもと、”春が来た” を象徴する光景にようやく出会えました。
ナノハナにとまり吸蜜をするモンシロチョウ。正にお似合いのカップルですね。
タンポポで吸蜜するキタテハ
ヒラヒラと飛ぶ者が醸し出す春本番の雰囲気。
これもそのキャストの一員でしょうか。タンポポの花に止まるキタテハ。
こちらは成虫での越冬も可能なので、”春が来た” の象徴とは言えないのですが・・
しかし、様々な野の花が咲き競うこれからが、いよいよエンジン全開の時期。
”寒さに耐えてこの時を待っていたんだよ” って言う喜びに溢れている感じでした。
マエアカスカシノメイガ
モンシロチョウもキタテハも、春の陽射しを浴びて元気全開。
一方この飛び者は葉陰に潜みひっそり。まるで明るい陽射しを嫌っているみたい。
白い翅に赤褐色の縁取りが特徴のマエアカスカシノメイガ(蛾)。
”せっかく陽射しが燦々なのに勿体無いなぁ” が率直な感想。
でも蛾の特性上、どうしてもって言う事みたい。君は春もはよから夜更かし派?。

※3/13に都内で撮影

イヤなやつ?・・2018/03/12 21:29

イヤなやつ?・・
早春に咲く花の代表種のひとつが、ホトケノザ。
単独でぽつんとではなく、群れて咲く事が多く賑やかな眺めを演出してくれます。
穏やかな陽射しの下、のんびりとそんな眺めを楽しんでいたら、突然の闖入者が・・
とっさの事でアングル的にイマイチですが、画像左側に写っている褐色の昆虫です。
注目点は、顔の先に突き出た黒い線状の部分。先端がくるっと輪を描いていますね。
おおよそ察しはつきますが、その機能は下の画像で・・
ホシホウジャクの吸蜜
こっち向きに方向転換した瞬間をキャッチしました。
黒い線状の部分が、ホトケノザの花に向けてピーンと伸ばされています。
カップにストローを入れてジュースをチューチューの図。その通りこれは吸蜜です。
花にとまる事なく飛翔しながら吸蜜をするスズメガの一種ホシホウジャクでした。
特殊な形をしたホトケノザみたいな花には、この吸い方が最も適しているらしい。
でも、花に止まらないでの花粉媒介役としての役立ち度は?・・かなり疑問かなぁ。
蜜だけ吸ってさっさとバイバイ?・・花としては ”イヤな奴がやって来た” かもね。

※3/12に都内で撮影

母虫の知恵が・・2018/02/10 20:31

母虫の知恵が・・
真冬の野では、次世代に生を託した母虫の苦心作を多く目にする事が出来ます。
それぞれが、冬の風景に巧妙に紛れて、ぼーっとしていると気づかない程。
例えばこれはミノガ(蛾)の幼虫が潜む通称ミノムシ。
葉や木屑等を寄せ集めたバリアを構築し、それを細糸で細枝に括り付けています。
ちょっと見には、地上に落ちる事なく枝上に留まった枯葉にしか見えません。
冬に活動が活発化する野鳥達の捕食行動から、いかにして、幼い命を守りきるか・・
母虫としての、知恵が全て結集された作品だなと感じました。
ハラビロカマキリの卵嚢
これは樹木の細枝に産み付けられたハラビロカマキリの卵嚢です。
がっちりした太幹に産卵される事が多いのですが、これは敢えて頼りない場所に・・
ミノムシ同様に枯葉への擬態?、或いは鳥はこの細枝には止まれないだろう?・・
何気ない光景ですが、これにも母虫の巧みな知恵を感じてしまいました。
オオカマキリのダブル産卵
この卵嚢を産み落としたのはオオカマキリの母虫です。
木を好むハラビロカマキリとは違って、野草を産卵場所に選ぶのがこの種の特徴。
で、このギシギシの茎を選んだと言う訳ですね。
それにしても、一気に二つも横並びで産んじゃうとはねぇ・・
ぼーっとしてた私でも気づいた程ですから、枯野での目立ち具合はかなりのもの。
大丈夫かなぁって言うのが、率直な感想でした。
さて、春の陽が降り注ぐ中、この双子卵嚢は無事孵化の時を迎えられるのやら・・

※2/10に都内で撮影