一枚うわての・・2020/07/24 21:30

一枚うわての・・
ハチと言えば花の蜜にぞっこんと言うイメージですが、そうばかりでも・・
同じ昆虫の仲間を襲う事に専念する獰猛な奴も多数存在します。
クズの葉上で目にしたオオフタオビドロバチもそのひとつ。
このハチが好むのは蛾の仲間の幼虫とか。餌食になっているこれもズバリそれらしい。
この後、巣に持ち帰り、幼虫に与える餌とする習性を持つそうです。
カマキリの抜け殻
蛾の幼虫を襲うハンターもいれば、それを襲う更に一枚上手のハンターもあり。
カマキリの仲間もそれに該当するでしょうね。
こちらもただいま鋭意量産中!。ササの葉上で目にしたこの抜け殻がその証明です。
各部の形状を確認すると、まさにカマキリの特徴がそのまま反映されていました。
さて、この殻から抜け出した個体はいったいどこに?・・
オオカマキリ幼虫
近くの草の繁みに目を凝らしたら、このオオカマキリ幼虫を発見!。
褐色タイプですが、紅色に近い鮮やかな色合いが印象的でした。
脱皮後、体が固まるのを暫く待って、いざっ!と、活動を始めた個体だった様にも・・
当然の事ながら、ハンティング・スキルも一段向上している筈。
捕獲対象となる周辺の昆虫たちにとっては、要警戒レベルが更にアップでしょうね。

※7/24に都内で撮影

葉裏に逃げ込んだ・・2020/07/07 21:27

葉裏に逃げ込んだ・・
木立の下の草地を歩く私の足音に驚いてさっと飛び去った昆虫あり。
じーっと目で追った結果、ターゲットはエノキの幼木の葉裏に逃げ込みました。
無理な這いつくばり姿勢をとって、その葉裏を覗き込んでみたら・・
葉の裏で隠れんぼする蛾
確認出来たのがこれ。かなり風変わりな翅を持つ蛾の一種でした。
黒っぽい縁取りの中に半透明な部分があり、向こう側の葉の色が透けて見えています。
この特徴的なパターンを見て、私にはぴんと来るところあり。
ツゲノメイガ
それは数日前に目にしたこの蛾。
翅のパターンを突き合わせたら共通性が確認出来ました。
白日の下なので、色合いはだいぶ違って見えますが、翅のパターンはぴたりと一致。
それを頼りに調べた結果、メイガの仲間のツゲノメイガだと判明しました。
その名の通り、この種の幼虫は低木ツゲの葉を食草とするそうです。
この個体が止まっていたのも、ツゲの木。ここにいたのは産卵の為だったのかも。
今日出会った逃げ足の速い個体のお陰で、いろいろな事が判りました。
今日の個体に感謝しないといけないのかも・・

※7/7と7/2に都内で撮影

ギャップあり過ぎ2020/06/20 21:22

ギャップあり過ぎ
こちらの気配を察知してさっと飛び去ったものあり。
逃げた方向を目で追ってみたら、その正体はこれでした。
翅の中でも一大勢力を成すシャクガの仲間・ツマジロエダシャク。
威風堂々の風格を漂わす姿。数ある蛾の仲間内でも最も偉そうな奴じゃないかなと・・
さて、今は偉そうにしているこれですが、前世はどんな姿だったかと言うと・・
葉っぱの先端で戸惑う尺取り虫
成虫の名にシャクと付いている事から推察出来ますが、幼虫時代の姿はこれ。
いわゆるシャクトリムシ(尺取虫)。物の寸法を測る動きになぞらえた命名です。
初夏の野では、くねくね体を伸縮させて、葉上を移動する姿を度々目にします。
結構愛嬌ある奴だなぁと見とれてしまうのですが、これがあの偉そうな成虫に!・・
ギャップあり過ぎだよと思えるのですが、それもまた昆虫世界の面白さなんですね。

※成虫は6/20に、幼虫は2019/5/26に、いずれ都内で撮影。
なお、幼虫画像は2019/5/27の記事に掲載済みの物の引用です。

細長いのを2種2020/05/21 21:08

細長いのを2種
夏に向けて、樹々の葉の緑がいっそう濃さを増しています。
そんな葉っぱの上で出会う昆虫もバリエーション豊かになってきました。
ここでは、細長いやつだなぁと感心させられたのを2種掲載します。
まずは、スリムな体形が際立つ甲虫・ジョウカイボン。
大きな食痕の傍にいましたので、こいつの仕業かと思えたのですが、さにあらず。
食性は肉食性。捕食対象は小型の昆虫とか・・
ツトガの一種
エノキの葉上にいたこいつも超細長。
遠目には植物の破片の様にも見えたのですが、良く見れば、目もある。脚もある。
蛾の仲間・ツトガでした。翅を開けば、典型的な蛾の姿ですが、閉じればこの通り。
巧妙な擬態で身を護る、気が小さいやつなのかも知れません。

※5/21に都内で撮影

大人をも夢中にさせる・・2020/05/14 18:01

大人をも夢中にさせる・・
花盛りとなったヒメジョオンの花は、多種多様な昆虫にとって人気抜群の存在。
黒いマントを羽織った様な姿のこれも、この花にぞっこんの様子。
二日連続でその姿を確認出来ました。
ヒメジョオンで吸蜜するスカシクロバ(蛾)
マダラガ科のスカシクロバ。
バリエーション豊富な蛾の中でも、黒づくめのアダルトな雰囲気はかなりユニーク。
しかし甘い蜜には目が無い様子。細い口吻を伸ばして丁寧な吸蜜を続けていました。
大人をも夢中にさせる甘い蜜と言ったところでしょうか。

※5/13と5/12に、いずれも都内で撮影