セミの初鳴きを・・2023/06/21 13:58

セミの初鳴きを・・
緑が濃さを増しつつある木立。その上に拡がる空は、今ひとつすっきりしない雰囲気。
梅雨まだあけずと言う感じでした。
昨日までとは違う点が一つ。姿は確認出来ずでしたが、セミの初鳴きを耳にしました。
まだ、か細い声でしたが、季節が一歩進んだことを実感しました。
ホシベニカミキリ
その木立で目にした、極めてキャラの濃いやつ。
緑の葉とのコントラストが強烈なホシベニカミキリです。
タブノキなどクスノキ科の樹木を食害する嫌われ者。
しかし、見栄えの強烈さはかなりのもの。
出会うたびに、惹きつけられる感じで、レンズを向けてしまいます。
この個体、左の触覚が欠けていました。でも、右のは完全。
危険感知能力にそれ程影響はないでしょうね。
リュウキュウツヤハナムグリ
木漏れ陽を浴びてキラキラ。リュウキュウツヤハナムグリです。
その名のとおり、南方からの渡来種ですが、今やすっかりこの地に馴染んだ感じ。
多数派と言う雰囲気が漂う程に増えて来ました。
他の甲虫への影響は?・・共存共栄と言う事であればいいのですが・・

※6/21に都内で撮影

こんな日も・・2023/05/13 13:34

こんな日も・・
樹々の新緑が目にまぶしく映る頃。
今日の空は、そんな楽しみを台無しにする様な暗い雰囲気でした。
こんな日もあるんだなと諦めざるを得ないのですが、それにしてもねぇ・・
タケノホソクロバ(蛾)のカップル
スッキリしない空の下でも、やるべき事はしっかり。
そんな感じだったのが、真っ黒な色合いが印象的なタケノホソクロバ(蛾)でした。
次世代への生の継承。こんな雨くらいで休んでいられないよと言う事でしょうね。
※この繁殖行動の結果誕生する幼虫(毛虫)は、猛烈な毒の持ち主らしい。
刺されると大変!。このあたりは要警戒エリアと言えそうですね。
やる気喪失のベニカミキリ
時折ぱらつく雨をよける為か、葉っぱの裏に逃げ込んでいたベニカミキリ。
今の時期は、新緑の葉をかじるのに超多忙な日々のはず。
こんな空の下では、食欲も湧いてこないよ!って言う事でしょうか。
今日はハラペコのまま日暮れを迎えてしまうかも・・

※5/13に都内で撮影

威圧感十分の・・2022/07/08 15:17

威圧感十分の・・
スッキリと晴れきらない空。雲の形からは夏空一歩手前と言う感じでしょうか。
ゴマダラカミキリ
草地では、夏本番を告げるゴッツイ奴に出会う機会が増えてきました。
黒光りする体に、白い点々が散らばっているこれは、ゴマダラカミキリです。
草から草へゆっくりと移動していました、まさに存在感十分!。
ゴマダラカミキリの顔
悪いねぇと思いつつ、どんな顔をしてるのか確認したくて、この状態に・・
推測通り、威圧感十分の顔つきでした。
噛みつかれたらかなり痛いでしょうね。そうなる前に草むらに戻しました。
なおこの種の食性は、植物オンリー。その点はほっと一息かなと。
ガリガリかじられる植物にとっては、”冗談じゃないよ” でしょうが・・

※7/8に都内で撮影

雨よ降れ!・・2022/06/05 13:15

雨よ降れ!・・
この花が似合いそうな雨の季節が間近に迫っているはずです。
草むらでひっそりと咲くツユクサの花。
陽射しガンガンな空に向かって、”雨よ降れ!” って語りかけている様にも・・
ホシベニカミキリの長い触覚
クールな色の花を見た後だと、こいつの赤がより一層強烈に感じられました。
草の葉に止まっていたホシベニカミキリ。
毎年今頃になると、顔見せをしてくれるケバいやつ。
それにしても、ずいぶん立派な触覚ですね。探知能力は抜群でしょうね。
もう一つの注目点は、背中にある黒い斑点のレイアウト。
昆虫では、左右対象で綺麗に配置される例が多いんですが、この種は見事にバラバラ。
このいい加減さ、なんかいいなぁと・・
ホシベニカミキリの顔
これは、ツユクサの葉上に止まっていた別個体。
数ある甲虫の中でも、何となく表情を感じ取れると言う点ではダントツかも・・
勝手にひとの顔を撮るな!って文句をつけている様に感じました。
ごめんね!って謝りながら一枚!。

※6/5に都内で撮影

立春なんですが・・2022/02/04 15:11

立春なんですが・・
暦の上では立春なんですが、目にする風景は、依然冬まっただ中と言う感じ。
予報通りの曇りがちな空が、その雰囲気をさらに強めていました。
枝剥き出しの街路樹に止まるスズメも完璧な防寒態勢。
ふくら雀そのものと言う感じで固まっていました。
トンビの背景は不似合いな曇り空
日中になっても、薄雲が掛かり続け、気温の上昇傾向は見られませんでした。
そんな空をゆっくり旋回していたのは、トンビ。
澄み切った青空を飛ぶ姿はなかなかだけど、こんな暗い空との組み合わせはイマイチ。
本当は飛びたくないけど、お腹がペコペコでねぇと言う事でしょうか。
木の幹にあいた穴
お目当て・昆虫達の動向は?。こんな天気の日は、それを期待する方が無理。
寒さに強い筈のアブやハエの仲間を見かける事もありませんでした。
そんな中、静まりかえった木立で目にしたのがこれ。木の幹にあいた丸い穴。
周囲にはオガクズも確認出来ました。これも昆虫観察の一端と言う事で一枚!。
穴を開けた犯人(?)は、カミキリムシの幼虫・通称:テッポウムシと思われます。
木にとっては、とんだ災難。小さな穴ですが、数が半端じゃないので衰弱に直結!。
ほんと、どうしようもないワルだよなぁ・・

※2/4に都内で撮影