お手柔らかに・・2020/02/18 20:45

お手柔らかに・・
冬限定で目にする事が出来る野鳥のひとつが、ツグミ。
シベリア方面からの渡り鳥で、春の訪れとともに次第にその数を減らして行きます。
現在良く見かける場所は、若い緑がまばらに地表を覆い隠し始めた樹下等の地面。
この様に、立ち止まり、しばし黙考した後、とる行動は・・
土中の昆虫に狙いを定めて・・
鋭い視線を足元に投げかけて、真剣に何かを探っている様子。
そして、狙いを定めて、鋭いくちばしを土中にぐさっと・・
その目的は、地中に潜む昆虫やミミズなどの捕食でしょうね。
生まれ故郷シベリアへの長旅に備えて、体力増強に余念のない日々に入った様です。
春の訪れを感じてうごめき始めた土中の昆虫にとっては、デビュー直前のとんだ災難。
虫擁護派としてはお手柔らかにと言う思いですが、ツグミ側にも事情があるしなぁ。

※2/18に都内で撮影

ザブン、ザブンと・・2020/02/14 20:36

ザブン、ザブンと・・
4月並みの暖かさに恵まれた日、入江の水面で目にした不思議な光景がこれ。
頭を水中に潜らせた水鳥。何をしているのかのヒントは、脚の先の激しい波立ちです。
激しい波紋を残して水中に消えた!
次の瞬間、こうなりました。
水鳥の姿は水中に没し、激しい波紋だけが水面に残されました。
と言う事で、これはある種水鳥が餌を獲る為に行う潜水泳法の一コマでした。
最初の画像にある足先の波立ちは、深く潜る為の蹴り動作の結果だったんですね。
水中を凝視するオオバン
これは激しいアクションを見せる前の平常時の姿です。
水中の様子を探る感じで、じーっと水面を凝視していました。
しめた!美味そうな餌があるぞ!となった瞬間に、それ行けって、ザブンと・・
この水鳥は、クイナ科のオオバンです。
基本的には水草メインの草食性だそうですが、水中の魚等を獲る事もあるらしい。
そろそろ水ぬるむ頃。ザブン、ザブンの機会が、この先更に増えて行きそうです。

※本日撮影の画像ではありません(2/13に都内で撮影)

絶対安泰とは・・2020/02/12 19:47

絶対安泰とは・・
去年の秋、様々な場所に産み付けられたカマキリの卵のう。
それぞれの運命のゆくえが明らかになる時期に入りました。
例えばこれは、低木の小枝で目にしたオオカマキリの卵のう。
一見すると、無事越冬を終え、あとは孵化を待つだけの様に見えますが・・
破壊されたオオカマキリ卵のう
向こう側に回ってみるとこの通り。
無残にほじくられた形跡がありあり!・・小枝に止まった野鳥の仕業でしょうね。
野鳥達にとっては、カマキリの卵のうは絶好のタンパク源となります。
小枝の丁度いい場所に産み付けられていたので、しめしめと言う事でガシガシ・・
中に潜んで春を待っていた幼体の運命は、言わずもかな。
この枝がいいとした母虫の場所選択が、最悪の結果を招いてしまった様です。
水草の茎に産み付けられたオオカマキリ卵のう
いっぽうこちらは水草の細茎に産み付けられた同種オオカマキリの卵のうです。
どこにも損傷が生じていない完璧な形状を保っていました。
一見頼りなさそうなヨシなどの細茎ですが、枯れて乾燥すると意外な程に腰が強い。
ほぼ垂直に立ち上がっている事もあり、野鳥がとまって食事するには無理が伴いそう。
そんな事を見抜いての産卵だとすれば、すごい先見の明だなぁと・・
とは言え、今の時期の野鳥は、餌が少なく、揃ってお腹をすかしている状態の筈。
この先も絶対安泰とは言えないでしょうが・・

※本日撮影の画像ではありません(2/11に都内で撮影)

風よおさまれ!2020/02/06 20:44

風よおさまれ!
北から吹き付ける冷たい風に、この冬一番の寒さを感じた日。
入江の水面に浮かぶカンムリカイツブリも、餌取りをやめ昼寝を決め込んでいる様子。
体を目一杯膨らませ、くちばしをその中に突っ込んでじっと寒さに耐えていました。
水面に集合したユリカモメ
普段は活発に飛び回るユリカモメも、この風を受けての飛翔は難儀だったみたい。
水面に浮かんで、カモメの水兵さんの集合状態に・・
水にはめっぽう強い水鳥達も、強い風にはお手上げと言う感じでした。
カワヅザクラの花開く
ちょっとかわいそうだなと感じたのが、岸辺で見たこの花。
早咲きをする事で知られるカワヅザクラ(河津桜)です。
暖冬傾向なので、早く咲こうと思っていたけど、咲いた途端にこの寒さとは・・
風よおさまれ!・・そんな気持ちで、揺れる小枝を見上げました。

※2/6に都内で撮影

やむにやまれぬ・・2020/02/05 20:11

やむにやまれぬ・・
鮮やかな緑に覆われる迄にはまだ時間がかかりそうな草地。
そこで度々目にするのがこんな光景、スズメ達の集団行動です。
くちばしを地面に向けてしきりに何かをやっています。
チュンチュンと言うさえずりも一切たてず、この作業に熱中している感じ。
揃ってほじくり動作をするスズメ達
地面をじーっと見つめ、狙いを定めて、それっと、ほじくり動作に移行。
この動作の目的は、地中に潜むミミズや昆虫の捕食と思われます。
食料が少ない今の時期には、困難さはあるにしても、これが最良の食事法らしい。
春到来を感じて、土中の虫が地上に姿を現す頃を指す言葉が、啓蟄(けいちつ)。
二十四節気のひとつで、2020年の啓蟄は3月5日だそうです。
その時迄、のんびりと待つわけには行かずに、積極行動に入った模様。
成果の程はどれ位か分かりませんが、やむにやまれぬ行動の様です。
どちらかと言うと昆虫側に味方したい私は、程々にねって言う気持ちなんですが・・

※2/5に都内で撮影