そろそろピーク越え?2019/12/11 20:37

そろそろピーク越え?
ボール状に群れて咲くヤツデの花もそろそろピーク越え?・・
そんな雰囲気を漂わせる光景も多く見かける様になりました。
蜜を求める昆虫にとっては、困った状況になりつつある様に思えるのですが・・
ヤツデの花で吸蜜するアリ
どっこい、蜜源が露出する今こそが絶好のチャンスと訪花する者の数、極めて多し。
代表的な種はアリたち。蜜が沢山出ていそうな花芯の場所取りに奮闘中でした。
静けさが増す初冬の野では、異質に感じられる程の活発な動きでした。
ヤツデの葉に止まるルビーロウカイガラムシ
同じヤツデの木で目にしたのは、ひたすら沈黙を守る不思議な形をした昆虫でした。
その名はルビーロウカイガラムシ。植物に寄生して汁を吸い取る食性を持ちます。
この個体が止まっていたのは、葉っぱの血管とも言える葉脈上。
狙い所はしっかり把握済みと言う事ですね。
アリの様に活発な動きは見せないけれど、やる事は植物にとっての敵対的な行為。
寒さにじっと耐えて行く冬の植物にとっては、困った奴に寄生されたなでしょうね。

※本日撮影の画像ではありません(12/10に都内で撮影)

つのる寒さを物ともせず・・2019/12/10 20:06

つのる寒さを物ともせず・・
12月も中旬近く。昆虫達が生存し続けるには余りに厳しい条件が整い始めました。
昆虫観察も閑散期に入った感じですが、それでも根性を入れて目を凝らせば・・
厳しい条件を乗り越えて生き続けるものの姿を少数ながら目にする事が出来ます。
それらは寒さを物ともせぬ、屈強な体形を持つものと思いがちですが、さにあらず。
その一例が、この頼りない体形を持つ脚長昆虫。ガガンボの一種でしょうね。
超スリムな体形だから、寒さの影響をそれ程受けないと言う事?・・
カスミカメムシの一種
こちらは、スリムな体形ではないけれど、色彩的に存在感が極めて希薄なカメムシ。
その名もカスミカメムシ。霞の様に生きていると言った表現がぴったりかと・・
この日は草の葉上でしたが、冬に咲く数少ない花の常連客と言える存在です。
外敵の数が少なくなる冬こそ我が活躍の時と思っているのかも知れません。
季節外れのオンブバッタ幼虫
このオンブバッタ幼虫も、冬こそ我が季節と言う心境?・・
と言うより、何か勘違いをして生まれてしまった様に感じられて仕方ありません。
でも、エリア限定ですが、目を凝らすと、それなりの数を確認する事が出来ます。
願わくば、このまま順調にと思うのですが、この先、雪の日もあるだろうしなぁ・・

※本日撮影の画像ではありません(12/8に都内で撮影)

春まで待てない2019/12/09 20:15

春まで待てない
公園の片隅にうず高く積み上げられた落ち葉の山。
樹々の多くが、今が散り時と、冬姿への変身を急ぐ今を象徴する光景です。
一輪だけ咲いていたタンポポの花
樹下の地表は、更に舞い落ちた落ち葉に埋め尽くされて、枯れ色一色。
確かに、それに近い状態なんですが、良く目を凝らせば、こんな意外な光景も・・
地面にべたっと張り付いて開いたロゼット葉の中央に開いたタンポポの花一輪。
ロゼット葉は、多くの野草が見せる、長い冬を越す上での耐寒態勢の筈。
でも、この花は ”そんなずーっと先の春まで待てないよ” と言う事みたい。
野に咲く花の中でもパワフルさではダントツの存在とも言えるタンポポ。
こんな勇ましい姿を目にすると、寒さに縮こまってばかりじゃダメだなぁと・・
タンポポの花にいたヒラタアブ
これは、前日に草むらで目にした光景。一輪だけ開いていたタンポポの花です。
その花に潜り込む形で止まっていたのは、蜜大好き昆虫・ヒラタアブの一種でした。
アブにとっては、まさに救いの神に巡り合えた心境だった筈。
自然観察者を喜ばせるタンポポの花。冬を生きる昆虫にとっても同じくでしょうね。

※花に止まるアブは12/8に、他は12/9に、いずれも都内で撮影

枯れ色目前の草むらで・・2019/12/08 21:58

枯れ色目前の草むらで・・
午後の陽射しを浴びた草の葉が、黄金色に輝いていました。
程なく一面の枯れ色。自然観察にとって最も厳しい時期が目前に迫っています。
怪しいシルエットが・・
緑色だった頃の面影を僅かに残す葉。その一枚で目にした怪しいシルエットがこれ。
強烈な逆光状態のため、実態が掴みきれません。
固まっていたシャチホコガの一種
と言う事で、人為的に順光状態にしたショットがこれ。
シルエットの正体は、奇異な体形が特徴のシャチホコガの一種でした。
風に飛ばされた枯葉にしか見えないこの姿。まさに時期的に嵌った擬態だなぁと・・
なお、このショットを撮る為に、指で葉っぱを逆向きに方向転換させました。
敏感な昆虫であれば、当然異変を感じて逃げる筈なんですが、びくともせず。
この種の越冬形態はサナギでとされていますが、これは成虫のまま冬に突入?・・
そんな事情もあり、機敏な反応を示せないまま固まっていた?・・
再びこの場所で出会えるかは大いに疑問です。そうなれば、嬉しいのですが・・

※12/8に都内で撮影

目に焼き付けておきたい・・2019/12/07 20:08

目に焼き付けておきたい・・
寂しい冬景色に変わる前の最後の彩り、樹々の紅葉がピークの時を迎えています。
台風の猛威に負け、枝折れをした樹も多い中、良く耐え忍んで、この彩りまで・・
この秋は、そんなねぎらいの気持ちを抱いての紅葉観賞となっています。
黄色系の紅葉
黄色系の紅葉は、日増しにつのる寒さを、ほんわか和らげる効果が抜群。
でも、この彩りを楽しめる日々も残り少なくなっています。
しっかり目に焼き付けておきたい貴重な色彩です。
紅色をまとった冬芽
この紅色は、この先もずーっと・・
樹々がつける冬芽には、この様な鮮やかな色合いを持つものが多い。
寒さにじっと耐えて、やがて訪れる春を心待ちにする。
小さ過ぎて目に止まりませんが、寒さに負けそうな時はこれを見るのが一番かも・・

※本日撮影の画像ではありません(12/5と12/6に都内で撮影)