蝶達は今・・2017/07/24 20:44

蝶達は今・・
夏の野で出会う蝶たちはみんな個性豊か。その色合いの違いを楽しむのも一興です。
赤く色づいたギシギシで翅休め中だったのは、同系色のベニシジミ。
ここなら目立たないから安心って言う事かも・・でも結構目立っていましたね。
ウラギンシジミ
カラフルなベニシジミに対して、ウラギンシジミはシンプルイズベスト。
翅を閉じると、この様に銀白色のモノトーンでまとまります。
翅を開くとまた違う趣の褐色系の色合いが楽しめるのですが、今季はまだ未体験。
この日も暫く待ったのですが、さーっと飛び立って木立の中へ・・
アオスジアゲハ
その木立の中で思わぬ被写体に遭遇しました。
草むらに咲くヒメジョオンの花で吸蜜する姿ばかりだったアオスジアゲハ。
なぜか、陽の当たらない林間の地表でひっそり。
飛び疲れた時の休憩地として、あえて薄暗い場所を選んでいるのでしょうか。
完璧にリラックス。お陰で斑紋のシンメトリーな美を堪能する事が出来ました。
暫く撮影した後、場所を離れて振り返って見たら、依然この状態のまま・・
よほど疲れきっていたのかも・・

※7/24、7/23、7/22にいずれも都内で撮影

ドジ踏んだ2017/07/23 19:46

ドジ踏んだ
太い木が立ち並ぶ木立の中で目にした、ちょっと??な光景。
空間に浮かぶハラビロカマキリ幼虫・・って言う様にも見えるのですが・・
蜘蛛の網に掛かったハラビロカマキリ幼虫
この場の状況を説明するとこの通り。
細くて見えにくいのですが、枝に張られたクモの網に掛かった幼虫でした。
右奥には、この網の主・ジョロウグモ幼体の姿が確認出来ます。
で、早速殺戮行動に入るかと思ったのですが、暫く見ていてもこの対峙関係は不変。
クモとしても、獲物の素性が判っているだけに無闇に手を出せないと言う事?・・
逆に襲われる可能性も否定出来ませんからね。
いずれにしても、こんな緊迫シーンを生み出した責任はハラビロ君側にあり。
枝を渡り歩いている時に、脚を踏み外したんでしょうか。
ハラビロカマキリ幼虫とアリ
ドジなハラビロ君ではなくて、本来あるべき姿が決まっているシーンも一枚。
草の葉に逆さまに止まって獲物に狙いを定めるの図ですね。
このシーンで注目しているのは、いま何かと話題のアリの仲間の様でした。
でも、中々手を出しません。
”あんなに小さい奴じゃ、腹の足しにもならんからね” って言う事らしい。
このシーンから推測して、例の外来種の駆除をカマキリ達に期待するのは無理みたい。

※7/23に都内で撮影

物凄い顔2017/07/22 20:16

物凄い顔
夏草が生い茂る草むらで出会った物凄い顔。
今にも襲いかかろうと言う迫力さえ感じられます。
相手が小さな昆虫だからいいけれど、もしこれが大きかったらビビりそう。
さて、このきつい目つきで睨む昆虫の正体は?・・
オサヨコバイ
上からみるとこんな具合です。
このアングルでも、ちょっと怖いかな・・
セミの遠い親戚・ヨコバイの仲間のオサヨコバイでした。
体長約10ミリ程。草むらに住みついて、草の汁を吸う日々をおくっています。
夏の気満ちる今は、まさに ”我が時来たる” って言う感じ。
元気にピンピンと飛び跳ねる姿を頻繁に目にしました。
オオヨコバイ
同じ食性を持つヨコバイの仲間は、バリエーション豊富。
今の時期、草むらで目を凝らすと、いろいろな種類を観察できます。
これはその中でも最大級と言えるオオヨコバイ。
割とあっさり目の体色なんですが、でかいだけに見ごたえあり。
この種も、前にまわってみると、かなり凄い顔つきを目にする事が出来ます。
今日は叶いませんでしたが、近いうちにきっと・・

※7/22と7/21に都内で撮影

ほぼ水平で・・2017/07/21 20:53

ほぼ水平で・・
夏本番を告げるセミの声、ますます賑やかになって来ました。
その声を手がかりに、高い木を見上げると言うのがセミ観察の常道なんですが・・
その見上げ角度に徐々に変化が生じて来るのが例年の流れです。
これ迄は、首が痛くなる位に見あげないとだったのが、ほぼ水平で目撃可能に・・
これも、そんな水平視線で見つけたニイニイゼミです。
地上デビュー後、時間も経って次第に度胸がついて来たって言う事でしょうか。
それにしても、ずいぶん地味な体色だなぁと・・
クモの網にかかっていた片翅
”他のセミに比べて地味” って言うのが、ニイニイゼミのイメージです。
しかし、今日はそうとばかりも言えないなって言う場面に出くわしました。
それがこれ。木立の下草で目にした翅単体です。
下草の葉に張られたクモの網に引っかかっていました。
クモの餌食になってしまったのでしょうか。誕生して間もない筈なのになぁ・・
私が感動したのは、その翅の美しさ。拡大して確認してみると・・
ニイニイゼミの翅詳細
暗褐色の所々に、透明な薄膜が点在して輝いていました。その煌めきが実に美しい。
ニイニイゼミの翅には様々なパターンが存在します。
これはそのパターンのひとつなんですね。地味と一言で片付けられないなぁと・・
気になるのは、この翅の持ち主だったセミがたどった運命。
この翅を羽ばたかせて飛翔することがあったんでしょうか?・・
そうでなくて、脱皮後間もなくクモに襲われたんじゃあ、余りにも悲しい。

※7/21に都内で撮影

泣きたいよ2017/07/20 21:10

泣きたいよ
今の時期、草むらで旺盛な繁茂ぶりを見せるクズのつる。
そこで良く目にするのがこんな光景。
中の汁を吸う為につるに張りつく怪しい物陰、ヨコバイの仲間ベッコウハゴロモです。
左が成虫。この様にモジャモジャの毛束付きの幼虫とセットになっている事が多い。
この画像ではアウトフォーカスになっていますが、幼虫だけに焦点を合わせると・・
ベッコウハゴロモの幼虫
こんな感じです。
成虫時には三角形の翅を持ちますが、それ迄はこの毛束がパラシュートの役目を・・
葉っぱから転げ落ちても、この毛束のお陰で軟着陸に成功って言う訳ね。
それにしても、へんてこりんな姿だなぁ・・
ベッコウハゴロモ成虫の目
へんてこりんな風貌は、成虫時になっても変わりません。
その一例がこの目。これはその点に注目したクローズアップ画像です。
幼虫時にもありましたが、目の表面に数本の筋模様が走っています。
私はこれを見る度に、”困ったなぁ、泣きたいよ” って言うセリフを思い浮かべます。
困っているのは、成虫と幼虫のセットで汁を吸われるクズの方でしょうけどね。

※本日撮影の画像ではありません(7/19と7/17に都内で撮影)