厳冬へ・・2017/12/14 20:28

厳冬へ・・
冬姿の木の上に広がるのは寒々とした冬空。
そこに描かれていたのは、これも冬景色の典型のひとつ・ジェットの航跡でした。
これは、豪華絢爛な(?)、平行に描かれた三本線。
時間差で生じた航跡が残り続けるのは、上空の冷え込みの強まりを物語る現象です。
季節が、厳冬とも言える時期に足を踏み入れた事は間違いありません。
寂しいジョロウグモ
そんな中、かなり違和感を感じるのは、こんな光景ですね。
ぼろぼろに壊れた網に止まるジョロウグモ。依然それなりの数を確認出来ます。
しかし、ご覧の通り、どの網を見ても、獲物の姿は皆無。
代わりに網に掛かるのは、腹の足しにもならない落ち葉だけって言う惨状です。
店仕舞いのタイミングを誤った感じですね。もしかするとこれが見納めかも・・
目を凝らしても、生きる物の姿を目にするのは中々。そんな時期がいよいよ間近です。

※12/14と12/12に都内で撮影
※機材について:被写体探しに苦労する冬に備えて、撮影機材を補充しました。
いわゆるブリッジカメラと呼ばれる、広角>超望遠撮影が可能なコンパクト機です。
機種は、LUMIX DC-FZ85。35mm版20mm-1200mm相当の画角を持ちます。
価格も含め手軽な事は何より。さてこの冬に於ける出番は?。現在、種々試行中です。

冬の善玉・悪玉2017/12/13 21:41

冬の善玉・悪玉
葉を落とし尽くした木の枝に、白い物体が点々と付着していました。
雪が降った訳でもないのにね。
かなり高い場所なので、実態がつかみにくかったのですが・・
イセリアカイガラムシ
視線を下に降ろして行ったら、割と至近距離にもぽつんと・・
どこかタワシを連想させるへんてこりんな物が、枝に張り付いていました。
何が何やらって言う感じですが、これでも立派に(?)昆虫の仲間。
カイガラムシの一種・イセリアカイガラムシ(ワタフキカイガラムシ)です。
この様に、木の枝などに張り付いて、中の汁を吸いだしてしまう害虫です。
一旦張り付いたら、そこにとどまって汁を吸い続けると言うから、たちが悪い。
厳しい冬に立ち向かう木にとっては、イヤな奴に取り憑かれたもんだなぁと。
ハラビロカマキリの卵のう
こちらも同様に張り付いていますが、実害は無し。むしろ大歓迎かも・・
正体は、樹上性のカマキリ・ハラビロカマキリが秋に産み付けた卵のうです。
暖かくなる頃には、中から多数の幼虫が誕生する筈。
それらが四方八方に散って、木や草を荒らす虫を退治する展開となります。
冬木立で出会うちょっと変な物も、善玉、悪玉、様々なんですね。

※本日撮影の画像ではありません(12/12に都内で撮影)

寂しさは先送り?2017/12/12 20:28

寂しさを先送り?
全ての葉を落とし、丸裸になって冬空に突きあがるポプラの木。
この先長いお付き合いとなる冬景色の完成です。
落葉樹の多くが同様の変身を遂げた今、隙間だらけの風景ばかりと思えますが・・
プラタナスの実
葉は落としても実は残る。そんな木も多くありますので、寂しい気持ちは先送り。
これは鈴懸(プラタナス)の枝から釣り下がったまん丸の実です。
この形をリンリンと鳴る鈴に見立てて、鈴懸と言う命名が成された様です。
しかし、この可愛らしい実も、やがて地上に落ちてバラバラに砕け散る定め。
あまりのんびりと眺めている訳にもいきません。
ふくら雀の群れ
こちらは、長期安定で目撃可能な真冬の象徴とも言える光景です。
枝に群がる野鳥のグループ。今日目にしたのはズズメのそれでした。
どのスズメも体毛を大きく膨らませた、いわゆる ”ふくら雀” 状態でした。
いわば自前のダウンコート着用で、ヌクヌクって言う訳ですね。
なるほど、便利だね・・

※12/12に都内で撮影

気が滅入る2017/12/10 19:51

気が滅入る
流れて来た雲が、西に傾いた陽を覆い隠す様に掛かり始めました。
途端に、空気の冷え込みが一層厳しさを増した感じ。
通い慣れた観察地にも、いよいよ真冬の雰囲気が濃厚に漂い始めました。
ハラビロカマキリのメス
そんな中、しぶとく延命中の昆虫の姿を目にするとほっとします。
これは、陽射しを背に受けて日光浴中のハラビロカマキリのメス。
鎌を構えての戦闘態勢ですが、一時の様に人を威嚇する様な活気はありません。
無事産卵を終え、今は心穏やか。余生を精一杯生き切る段階に入った様です。
ヒメクダマキモドキの悲しい姿
らしくはないけれど、生存中の個体に出会えれば、それだけで嬉しい。
しかし、こんな姿だけは目にしたくないなぁと・・
以前から注目してきた、ヘキクソカズラの葉に止まるヒメクダマキモドキです。
体が固く硬直したまま。更に眼も白く濁ってしまい、既に絶命状態でした。
緑の体色が、生きている時そのままに鮮やかと言う所が、何とも哀しい。
この先、こんな場面に度々出会う事になるのかと思うと、気が滅入りますね。

※12/10に都内で撮影

よくぞ、今日まで・・2017/12/09 20:11

よくぞ、今日まで・・
季節の進展と共に激減する昆虫の数。
そんな中、もうダメかなと思っていた物に出逢うと、ちょっぴり感激します。
今日のそれはオオカマキリ。木の葉の繁みで日向ぼっこ中でした。
”よくぞ、今日まで生き延びたね” って声を掛けたくなります。
それと言うのも・・
オオカマキリの幼虫、歩き出す
これは、今年4月14日に初遭遇したオオカマキリの超若齢幼虫です。
草の茎に産み付けられた卵のうから、続々と誕生中だった中の一匹。
数えてみると、今日の遭遇までには、約8ヶ月の月日が流れています。
今日の成虫がこの時期に誕生したとは言い切れませんが、長寿命な事は間違いなし。
このまま年を越しちゃってもいいんだよって思いますが、さすがにそれは・・
オオカマキリの卵のう
今の時期出会える個体は、一大使命である産卵を終え安堵の時を過ごすメスばかり。
その苦心の産物を、色々な場所で目にする事が出来ます。
オオカマキリの場合は、草の茎や低木の繁みに産み付けるパターンです。
これは、ずばりその条件に合致するユキヤナギの繁みで目にした卵のう。
細枝を抱き込む様に、がっちり固定されていました。
チョウセンカマキリの卵のう
近くでは、チョウセンカマキリの卵のうも確認出来ました。
場所選びに腐心するメス達にとって、このユキヤナギの繁みはずばり最適な場所。
この分だと、来春には、ベビーラッシュの光景が見られるかも知れません。
幼虫同士の争いが起きなければいいのですが・・

※12/9に都内で撮影(幼虫の画像は、4/14に撮影し、同日のブログに掲載済み)