ここを離れ難し?2017/04/28 20:30

ここを離れ難し?
目にも鮮やかな新緑に心奪われる時期。
確かに樹木の上方に目を向ける機会が増えていますが、それだけでは勿体ない。
・・って言うか、それは、昆虫観察に限った話なんですが・・
これはそんな視点で見つけたワンシーン。
画像ほぼ中央、太い幹に左右配分された物体に注目。黒いのと黄色いのです。
超接近
暫く観察していたらこうなりました。黒と黄色が超接近の図。
黒地に赤ポチはナミテントウ。黄色いのはこの母虫が産み落とした卵と思われます。
産卵は済ませたけど、その後が心配。
だから、この場所を離れ難し・・そんな感じに見えたのですが・・
ナミテントウの卵塊
卵を仔細に観察してみたらこの通り。合計16個ありました。
全て完璧って言いたいところですが、最上部二つは割れてしまっていますね。
産卵時に何らかのトラブルがあったのでしょうか。だから心配で・・
母虫として、気がかりなのは分かるけど、残り14個はコンプリート!。
南に向いた木の幹で、暖かい陽射しを浴びて、無事孵化にこぎつける筈。
だから、ずーっとここで見守っていなくても大丈夫だよ。

※4/28に都内で撮影

織姫2017/04/27 20:34

織姫
サクラの若葉で目にしたちょっと?な光景。
頭の黒いイモムシが何かやっていました。
まずは右向いて・・
頭を振って・・
そして頭を振って・・
左向いて・・
左向きに・・
この往復動作を何度も繰り返していました。
注目点は、頭の先に見える白い糸状の物体です。
折れ曲がったサクラの若葉
全体像を見るとこの通り。葉っぱが、V字形に折れ曲がっていました。
これにより、イモムシの行動の目的が判明です。
自分が作り出した糸で、葉の両端を引きつらせ、住処を作ろうと言う算段。
今の時期特有の、柔らかい若葉を利用してのマイホーム作りって言う訳ですね。
私的に好感度が低いイモムシだけど、この作業を見て少し印象が変わった様な・・
ふと頭に浮かんだ言葉は、緑の世界で糸を織る ”織姫” なんですが・・
(蛾の幼虫と推定・キシタバの一種?)

※4/27に都内で撮影

嗜好の違い2017/04/26 19:32

嗜好の違い
旺盛な成長ぶりを見せる野草。そこで良く目にする光景がこれ。
黒く写っているのはアブラムシの一種です。
この様に群れて、葉や茎から液を吸い出し枯らしてしまう、いわば野草の敵。
それを退治してくれる頼もしいガード役が各種テントウムシ達の筈なんですが・・
この画像に登場したテントウは、アブラムシには全く関心を示さず、移動中。
その訳は嗜好の違いでした。これはムーアシロホシテントウと言う一寸変わり者の種。
この種の食事対象は、植物につく菌なんだとか・・
だからアブラムシには全然無関心だったんですね。
草としては、折角だからアブラムシも食べて行ってよって言う気持ちかも・・
ダンダラテントウ
そんな草にも、すぐ救いの神が現れるのが、賑やかさを増す昆虫界ならではの流れ。
同じ草にやって来たのは、このダンダラテントウでした。
こちらはアブラムシグルメの肉食性テントウです。
この後、目を覆いたくなる様な殺戮シーンが繰り広げられた筈。
でも、私としては、あまり好ましいシーンではないので、あえて省略!・・
(野草はギシギシ)

※4/26に都内で撮影

若緑の中で・・2017/04/25 21:17

若緑の中で・・
自然が繰り広げる今の時期ならではの色の競演。
寂しい枯れ景色を長く見続けてきた目には、戸惑いを感じさせる程の贅沢さです。
葉っぱの赤ちゃん
辺り一面の若緑・・って言うイメージなんですが、それ程単純ではありません。
中には、まず最初に赤く染まる葉もある所が、自然界の面白いところ。
これはタブノキの若葉。今の時期限定の鮮やかな色合いです。
やがて普通の緑色に・・つまり ”葉っぱの赤ちゃん” って言う段階なんですね。
クロイトトンボ
草むらでは、若緑の草の間を縫って飛び回るものの姿が、今日も・・
これは今季初遭遇のクロイトトンボ。背中の黒さが特徴的なイトトンボです。
この個体は、飛ぶ際に羽ばたく翅が、陽射しを受け白く輝いて見えました。
多分羽化後それ程時間を経ておらず、翅がまだ乾ききっていない個体と思われます。
そのぎこちない飛び方が、若草に覆われたこの場所にマッチしているなぁと・・

※4/25に都内で撮影

開幕を告げるのは・・2017/04/24 20:02

開幕を告げるのは・・
枯れ色の水草の根元から、若い緑が急速に背丈を伸ばし始めました。
水辺の今を象徴する光景です。
そしてもうすぐ枯れ色は跡形もなく消え去って・・
さて、こんな生き生きとした風景にぴたりはまる昆虫と言えば・・
アジアイトトンボの未成熟個体
やはりトンボを置いて他に無い様に思えます。
逞しい体形の者達が、伸び盛りの緑をかすめて飛ぶ姿を目にするのも、もうすぐ。
それに至る一段階前の今は、これが主流派ですね。
水辺の草から草へ、超スロースピードで飛び交うイトトンボ達。
真っ先に姿を見せたのは、生まれて間もないアジアイトトンボでした。
これは未熟な時点特有の紅色の体色を持つメス。若い緑とのコントラストが鮮やか。
アジアイトトンボのオス
いわばイトトンボの標準色と言えるのが、同種のオス。
この画像では割と明確に判別出来ますが、草の緑に紛れると見分けが付きにくい。
でも、目を凝らして見ると、結構の数を確認する事が出来ます。
トンボの季節の開幕を告げるのは。今季もやはりこのスリム派でしたね。

※本日撮影の画像ではありません(4/23に都内で撮影)